この建物の2階半分がホテル

『Maronobus』夜行バスは遅れる事なく6:30定刻前にBariバスセンターに到着した。予約した友人がホテルの人とのメールのやり取りで迎えにくると言うので到着後少し待つが、誰も現れない。ホテルはGoogleMapでは直ぐ近くなので直接向かった。しかし、ホテルはない。そしてそれらしい建物も見つからない。薄暗い中Map上の場所の建物を注意深く見ると集合住宅で入口に各階の小さな案内を見つけそのひとつがホテルの階だった。つまり、オーナーはこのビルの2階を購入しているか賃貸して自分でホテル業を営んでいるようだ。ホテルの階のブザーを押すが反応なし、ホテルの電話番号に電話するも誰も電話に出ない。困ってどうしようか考えていると10数分後にバイクで到着した人が近寄ってきた。友人がメールでやり取りしていた『Andrea』だった。『ふぅ〜』って感じだ。
直ぐにホテル階に案内されて建物全体の入口の鍵、2階にはドアが2つありその一つの部屋がホテルになっていたがその中の荷物部屋の鍵、そしてそのドアの中に5つの部屋があり私達が泊まる部屋の鍵と3つの鍵を渡される。
以前にも経験あるが、鍵を渡されただけでは部屋に入れない事が多いので彼が実演して私もトライして練習する。
最後に2階ドアはドア右上にキーボードと小さな表示が付いている機械が設置されているが、このキーボードに数字を入力すれば鍵が開くと言う。これも練習した。彼は面倒くさらず拙い私の英語に付き合ってくれて色んな質問にも丁寧に答えてくれる。
これからAlberobelloへバスで行く予定だが、乗り場がわからないと言うときっと此処だと私達が降車した場所と同じ場所に連れて行ってくれた。しかし、私が乗りたいと思っているバス会社を示すとその会社のバス停は此処から5km離れていると言う。加えて、此処からもベスは出ていると言うのでそれに変更すると即断すると彼がネットで『Trenitaria』のサイトを教えてくれる。私がネットでそのサイトを探すが上手く行かないで困っていると彼が予約サイトに入って予約するからバス運賃を払ってくれれば良いという。ちょっと甘え過ぎだと思い断ったら、私のiPhoneでのサイト探しを手伝ってくれてイタリア語の予約方法も教えてくれて解説までしてくれるのだ。イタリア人の優しさに触れこれだけでもヨーロッパに来た甲斐があったと思った。