配布された『建替費用精算書』

今回は閑話休題。
6月11日羽田発18:45の福岡行きJAL331便が3時間遅れで北九州空港へ到着した便に乗り合わせていたのだ。

多分何らかの理由で他の空港に到着する事はよくある事ではないかと思うのだが、何故かニュースで取り上げられたので知ってると言う方も多いのではと思う。


特に昔の北九州空港は小さくて設備が充実していない為管制塔がなく、天候不良で空港上空迄来て且つ着陸トライまでしてもダメで福岡空港へ向かった事があった。


どうもニュースで見ると福岡空港は都市部の空港では超便利な空港で地下鉄を使えばメインの市内から30分以内で到着する(何と博多駅からは5分の距離だ)訳で直ぐ近くに住宅が迫っているので、騒音対策の為夜10時以降は離発着を制限しているようだ。
私はこの事を知らなかったので、羽田空港で待っている時に何故行先を変更するか分からなかったのだ。
どうも今年2月にも同じような事態が発生し、その時は飛行機が羽田を出ていた為止むを得ず羽田に引き返したと言うのだ。
逆に北九州空港はだいぶ前に新空港として海の中の埋立空港として整備されたので24時間離発着は可能だ。
待機している時に北九州行きを検討している旨説明があり、乗客はキャンセルも可能だったが殆どの乗客は大騒ぎする人もなく次のアナウンスを待った。

私も大勢に従ったのだが、夕食を取ってなかったので羽田空港売店で何か食べるものを買おうと思ったが、売店は夜8時までのようでシャッターを閉め始めた。慌てて何か売ってくれないか相談するが終わりましたとつれない返事。彼女達は空港職員ではないし、ましてやJAL関係者でもないが願わくば臨機応変に対応してくれたら嬉しかった。
途方に暮れて家族にラインしたら、確か羽田空港にはファミリーマートの自販機がありパンとか売ってるんじゃないかと吉報をくれた。
探すと待機していた11番ゲートの近くに自販機発見。嬉しい事にまだカレーパンやミックスサンドが残ってるではないか(^^)隣にはジュースの自販機も!
食事をするとすっかり落ち着き、気持ちよく次のアナウンスを待つ事ができた。


最終的には約3時間遅れの出発となり、到着後専用バスを準備して福岡市内へ移動可能となった。場合によっては北九州市に泊まることも可能のようだ。
再度の機内への移動アナウンスにもみんな整然と並んで順番を待っているのを見てやっぱり日本人だなと感じた。
変更された次の便は順調に飛行し予定通り北九州空港へ到着した。


最初はバスで福岡市内の天神迄移動しようと思っていたが到着が夜11時半を回っていたので、疲れも覚えて空港直ぐのホテルに泊まる事にした。ここへの移動手段は用意されてなく、歩いても直ぐ着きますと言われたが、疲れた身体には随分遠く感じられた。


配布された『建替費用精算書』で交通費や宿泊費は15,000円を限度として後で支払われるようだ。
今回の対応は全体的には初めての措置にしては結構満足のいくものであった。殆どの乗客は案内に従ったし、羽田空港で泊まるより目的地へ向かう事を喜んだと思う。
何よりJALは発生費用を抑える事ができたんじゃないかと思う。


できれば、待機時間の長さにもよるが簡単な食事の提供方法や到着後のホテルへの移動方法等を改善してもらえばと思う次第だ。