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マタニティインストラクター養成講座を受講したときの話ですが


土日の仕事や研修が入るとき
いつもは主人の両親に息子たちを預けていきます。


ただ、13日は主人の母が予定があり
私の実家に預けていくことになりました。


これって、私にとって、できれば避けたい出来事。


私の母は、パートに出ていた時期もありましたが
ほぼ専業主婦でした。


だから、子どもを預けてまで、仕事しなくても・・・という
考え方なんです。


就職するときも、なんで公務員にならないの
銀行とか、ちゃんとしたところがいいよ、と
きっちりしたところを勧められましたが
私が選んだのは土日勤務が当たり前
果てしなく残業のある、結婚式場。



案の定、反対されました。
でも、やりたいことやるんだ!と押し切った。


片道50分の距離を毎日車で通勤していました。
ただ、21時くらいには家に帰らないといろいろ言われる・・・というのが
嫌でたまらなく
思う存分仕事がしたい!と
一人暮らしを始めることにしました。


それもなかなか言い出せずに
ぎりぎりに言って怒られる・・・


ただ、そんなときはいつも父が助け舟。
「親に頼らず、自分の力でやってみる、と言ってるんやから
お母さんは黙っとけ」と・・・


(まぁ、父にもぎりぎりに言ったことは叱られましたが・・・)



で、どこに住んでいるかも知らない
半年以上連絡もしない


かなり心配かけたと思います。



堅実に生きてきた母親からすると
好きなことをやりたい!という
私は苦手なタイプだったんじゃないかな。



「何を考えているかわからない」が口癖でしたから。



結婚して、子どもが生まれて
何時間か子どもをあずけたり

少し頼れるようになっていましたが
それでも、どこかで最大限に遠慮していました。


仕事が終わったらどこにも寄らずに一目散に帰ったり
どれだけ朝が早くても、逆方向でも
送っていって、自分で迎えに行く、ということを
していました。


でも今回、頼ってみよう、と思うことができました。


いろんなことを経て、私の頑ななこころも少しずつ
溶けてきているのを感じていたので


「朝早いんやったら、迎えにいこうか」という
母の言葉に甘えてみることにしました。



そして、講座のあとの親睦会にも参加したい、と
言ってみました。



前日まで、1時間ほど参加して実家に迎えに行く予定に
していましたが
帰るときに連絡するから、家まで送ってきて、と
言うことができました。



何か言われるかも・・・と思っていましたが
「うん、わかった」と。


あっさり通ったことにびっくり。



そして、講座当日、最後まで親睦会に参加することができました。
家についた10分後、子どもたちを送ってきてくれた両親。


子どもたちは車の中でぐっすり眠っていました。



私、今まで心の底から甘えられてなかったんだなー。
でも本当は甘えたかったんだ。



記憶の中にいる小さい私は
いつも、なんでもできる私


「お父さんが忙しくてあまり家にいないから
私がお母さんとお姉ちゃんを守るんだから」と
すごくすごく頑張っていました。


助けて、知らない、わからない、できない、なんて言えない。


なんでも知ってる、頼りになる私でいたかった。



「お姉ちゃんできひんから、ゆきちゃんやって」と
甘えられる姉がうらやましかった。



でも、今ならわかる。


言わなかったのは、私。
言わせてもらえなかったんじゃない。



言わないことで、自分のことを守っていたんだから。


断られたら、傷つくから
そうやって自分のことを守ってきたんだから。



できない自分でもいい、と
受け入れてあげてなかったのは私自身。


できなくても
機嫌が悪くても
役にたたなくても


そんな私でもいい!と思えるようになった今


私が勝手に作っていた氷の壁が
ゆっくりと溶け出していったようです。


寒くて、厳しい冬を越え
ようやく春が来たーっていう開放感。




めでたし、めでたし、と思っていたら


こんなもんじゃ終わらないよーと
溶けたその奥に隠れていた最大級のいたきもが
顔を出してきました・・・


つづく


タッチセラピー初級講座
家族融和の始まりは、触育から。


タッチセラピーの基本が1日で学べる初級講座

 4月9日(土)10:00~17:00


  再受講の方もお待ちしています。

場所:相生市文化会館 2F和室(4月OPEN)
 
持ち物:バスタオル、水分たっぷり、筆記用具、ひざかけ
      動きやすい服装で、温かくしてお越しください。