選手権ベスト16入りを掛けた戦い。
浜松東vs袋井
秋空、微風、気温24℃
前半0-2
こちらのシュート数は10本、
相手が5本。
数字だけでサッカーは語れませんね。
後半に1点を返し、1-2。
シュート数は6本
相手は1本
数字には現れない「強さ」ってのは、確実に存在します。
今年のワールドカップでも初のVAR(ビデオ)判定が採用されるなど、今後スポーツはどんどん科学的になっていくんでしょう。
いつか高校サッカーでもパス成功率やボール奪取率、1対1勝敗率など、
サッカーのデータ分析が当たり前の様になっている時代がくるかもしれないですね。
たださっき言った様に、勝負を決するのに数字やデータが全てではないということ。
声を出し続け、コーチングでチームをまとめ上げる能力。
あきらめずにスライディングしてでもボールを追う姿は、流れを変えられるプレー。
強引にでも積極的にシュートを打つことは、外れたとしてもチームに勢いを与えられる。
数字でただの「1」と表されても、そこには大きなプラスアルファがあるはずです。
相手のようにシュート数は少なくても、決めるべき時に決めるというのは大きな実力です。
彼らの戦いはここで一つ、幕を下ろしました。
ここまで3年生の皆さん本当にお疲れ様!
正直、この代の連中とはもう少し一緒にやりたかった。
あわよくば、あのサッカーバカをピッチに立たせてやりたかった。
トレーナーとして、身勝手なわがままなんですがね。
記録に残らずとも、記憶に刻んでいきましょう。
この3年間を。
記憶に残したデータこそが、自分自身を支えて強くしてくれます。
怒られた回数。
サボった回数。
遅刻した回数。
楽しかった回数。
笑った回数。
泣いた回数。
励まされた回数。
ケンカした回数。
これからも多くの経験と感動を積み重ねていって下さい。
そのデータが多ければ多いほど、深ければ深いほど魅力的な人になれます。
素敵な大人になって、また会いましょう!