ネガティブ、ポジティブトランジションに対する関わり方について

 

 

現代サッカーでは、トランジション(切り替え)の局面は不可欠な要素となりました。よって、下のカテゴリー(小学校低学年)からトレーニングすることが重要です。理由としては、 フィジカル、技術/戦術の要素に加えて、メンタル(脳の働き)が大きく関わってくるからです。

 

 

そこで、トレーニングを作成する際に、攻撃もしくは守備のどちらかの1局面のみになってしまっていないかを考慮する必要があります。

ボールを失ったらそこで終わりになるのではなく、そのままプレーさせ続けることで効果的なトレーニングとなります。

 

 

まずは、このメンタル面での変化をコーチ自身が理解しなければなりません。なぜなら、トランジションは試合中の言葉だけで教えられるほど簡単なシチュエーションではないからです。むしろ、とにかくトレーニングの中でやってみることが必要不可欠となります。

 

 

ネガティブトランジションは、味方選手もしくは自身がボールを失った時に気を落とすことなく、ボールを奪い返す、もしくはゴールを守る為に、素早く正しいポジションを取ることが大切です。

 

一方、ポジティブトランジションでは、ゴールに向かう為のスペースを作る必要があり、その為に、幅を作ったり(“アンピエッツァ”日本語で「幅」の意味)、味方選手の動きを見て、それに応じて移動する(“スカリオナメント”厳密にいうと対応する日本語には存在しないが、簡潔に言うと「スライド」の意味)準備を素早くすることが大切です。

 

 

そのため、特にチームにとっては、トランジションのトレーニングすることで、その結果、応用技術のトレーニングにもなるシチュエーショントレーニングが効果的です。(※シチュエーショントレーニングとは1対1、2対1、2対2、3対3など味方選手と相手選手がいる状況で行うトレーニングです。)

 

 

そして、アナリティックトレーニング(反復練習)にあまり時間を浪費し過ぎないでください。これらのトレーニングの中には、決して選手個人やチームのトランジションに対する向上・改善させる要因はありません。

 

 

2018/10/28 了徳寺大学で行われた講演の質問から