lunaさんのブログ
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あれから一年

私の住む福島県は、何も変わらない… とくに、ここ県南は、損害賠償もしてもらえず、線量も高い… ただ『原発から遠い』という理由で、何も補償されない… あんなに原発から近い『いわき』と線量は変わらないのに、なぜ私達は補償されないのか!!

絶対に納得なんてできないし、東電を一生信用しないし許さない!!

私達の故郷を返せ!!

周りは復興し始めてるけど、福島県は何も変わらない…

今、外務大臣の玄葉もそうだ。自分の故郷一つに誠実な態度も行動もできないくせに、何が外交だ!? そんな人に、日本の外交を任せた野田総理も分からない!!

これから私達は何十年かけても、元に戻すことができない故郷を、どうやって復興すればいいのか…

でも、前に進むしかない現実。後ろなんか振り向いてる時間はない!! 弱音を吐いても助けてくれない!! 福島県は自分達で力を合わせて、絶対に前よりも素晴らしい故郷にしてみせる!!

『絶対に負けない!!

きっと、東北人はみんなそう思ってる。

生きたかった人の分も、私達はしっかり前を向いて生きていかなくちゃいけない。強く強く!!

考える…

原発被害…

同じ福島県なのに、私達はなんの補償一つなく一年が過ぎようとしている…

震災のときも、会社から何も負担してもらえず、救援物資もなく、ただ、会社を復旧させるためにひたすら働いていた…

生きるために…

そして原発被害…

これも私達をバカにしているかのように、何一つ補償されない…

国からも、東電からも、福島県からも、一円たりとも補償されていない現実…

ここは原発から60キロ…
風の流れで、原発の近くより放射線量が高い…

それでも東電は何一つ調べもせずに補償をしないと言った…

そして、そんなこととは知らずに生活をしている全国の人に言いたい…

福島県には、私のような人が沢山いることを知ってほしい…

避難したくても、子供がいれば、お金、仕事がないのにどうやって避難すればいい?現実を考えれば、到底無理な話…

政治家は、自分達は何もせずに、消費税をあげようとしている…

震災で家、お墓、その他の修理費だけでも大変なのに、給料が一円も上がらないこの状態で消費税をあげようとしている政治家が分からない…

私達は、福島県が大切だし、容易に離れることもしたくないのが現実…

だって、生まれ育った大切な場所だから…

皆さんが私達と同じ立場になっていたらどうでしょう?

今と同じ生活を送れますか?

東北は寒いけど、それでも節電をしています。
会社の朝の部屋の温度は5度…
それでも細かい作業をしなければならない…
それが現実なんです…

みんなが考え直さないといけない時なんだと気が付いてほしい…

あれから

9ヶ月が過ぎた。色々あった。でも、何が大切か、命の重さ、自然の脅威をつくづく思い知らされた…
人間は時に強くもあり、弱くもあり、愚かでもある。
どんなに学校の成績が良くても、所詮、自然にはかなわない。
何かあったときに必要なのは、『行動力』『冷静さ』『強い心』『絆』だった。
政治家が東京で話をしている間に、私達は必死に生きる術を探した。

大変だった。

でも、大切なものを守るには、強くなるしかなかった。泣き言なんか言ってられなかった。

人は誰でも強くなれる。
それは大切な何かがあるから。

何もない人はいない。

だから、今、この瞬間を大切にしてほしい。

無駄にしないでほしい。
二度と来ない、この一瞬を…

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