USA放浪記 21 Nashville3
真っ暗のハイウェイ(田舎のハイウェイは本当に真っ暗で街灯もありません)をナッシュビルへと進みます。先ほどのパンク修理で手と顔は真っ黒に汚れて、手を洗いたいのですが、なかなかREST AREAは見えてきません。30分ほど走りやっとレスト・エリアにたどり着きます。車を停めてトイレに向かう途中、「Are you Mechanic?」と呼び止められます。見ると黒人の2人組は車が壊れて動かないようです。僕の真っ黒な顔と手をみて、修理工か?と思ったようですが、「NO, NO I am not」 冗談じゃない、たかがパンクに2時間もかかったのに、エンジンなんて直せる訳ないじゃん。(さっき、オヤジに助けてもらったばかりだし、助けたいのはやまやまですが、実際エンジンなんて全くわからないので)用を済ませ先を急ぎます。
無事モーテルにチェック・インを済ませたのは、23時過ぎで、かなり地獄を見た一日でした。それにしても、なんか困ってる人がいるとすぐに助ける国民性はキリスト教的奉仕の精神がねずいているせいでしょうか?この国には、いい奴もいっぱいいます。93年 夏。
USA放浪記 20 Nashville2
車の下にもぐって、スペアタイヤの場所を確認。「あった!」。ジャッキも後ろのカーゴスペースの横のプラスチックの部分を外すと、発見。「いいんじゃ~ない」と独り言を言いながら、固定されているジャッキを外します。さて、次はスペアタイヤも外します。「待てよ?これどうやってはずすんだ?」よくみて見ると、スペアタイヤは細いスチール・ワイヤーのようなもので吊るされて固定されているようです。「うーん、外し方わかんねぇな~」しばし腕組みして考え込みます。
そのとき一台の車が近づいてきます。僕はかなりビビッて「いいよ。停まんなくて。行ってくれよ~。」と心の中で叫びますが、無情にもそのピック・アップトラックは僕の車の後ろに停まります。
僕はかなり警戒しながら(なんか緊張して固まりましたが)、すかさず車のドアはすべてロックして、人が降りてくるのをまちます。「What's happening ? Are you alright?」と気の良そうな50歳位のオヤジで、一安心。とりあえず、事情を説明し、スペアタイヤの外し方わからないんだよと伝えると、「ここ廻せば、ワイヤーゆるむんじゃねえか?」とオヤジ。言われたと通りやって見ると、みるみるうちにスペア・タイヤのワイヤーは緩んで、問題解決!ぼくは、あらん限り英語力を駆使してお礼を言うと、オヤジも安心したようで、立ち去ります。「オヤジ、ありがとう。いい奴だ。」と独り言を言いながら、外したばかりの、細いスペア・タイヤを装着。やっとの思いで、作業を終えるともう20時前です。ちきしょう、パンク修理に2時間もかかったのか。。。とりあえず、付け替えたばかりの、細いスペア・タイヤを気にしながらも、ゆっくりナッシュビルを目指します。今晩モーテル空いてるかな~?93年 夏 つづく。
USA放浪記 19 Nashville
メンフィスを後にして、アストロバンはナッシュビルへとI-40を東にへとむかいます。というのも車の中は買った荷物でパンパンで、一度、商品を日本に送る為ナッシュビルの日通へ行く為です。ナッシュビルまでは、約200マイルで 順調に進めば、約3~4時間で到着です。「いまから出れば、夜8時頃までには、モーテルにチェックインして、明日は朝から日通で出荷できるな」ハイウェイもさほど混んでなく、順調に一時間ほど走った時「ボン」という、爆発音が。。。
「やばっ」と焦って車を路肩に停め、車を見ると後ろタイヤが、ペッタンコです。辺りはすでに薄暗くなりかけ、時間は18時を少し回ったところです。いろんな、考えが頭をよぎりますが、とりあえず直すしかありません。パンクは生まれて初めての経験です。サービス・マニュアル引っ張りだしてみて見ますが、英語でなんだかよくわかりません。図解によると、スペアタイアは車の後ろの底部にありそうです。
そういえば、友人がNY州のハイウェイでパンクした時、親切そうな黒人のオヤジが後ろに止まってくれて、「俺が見ててやるから、レンタカー会社に電話して来い」なんて言われたので、良かったと思ってレンタカー会社に電話して帰ってみると、車に積んであった商品とオヤジは、影も形もなくなっていた。なんて話を聞いたよな~。
そんな話を思い出して、いっきに不穏な空気が流れますが、とりあえずパトカー以外は停まってくれぬ事を願いつつ、作業を始めます。93年 夏。つづく
USA放浪記 18 Memphis3
ビール・ストリートに到着。夜まで待って、B.B.KING BLUES CLUBにてライブを堪能します。名も知らないバンドのライブだったんですが、そこには本物のブルースが流れてました。それにしても、アメリカ人の乗りの良さは、底抜けで、途中から客が踊り狂いだして、「あんたら、おバカ?」と思うほどの熱狂ぶりです。(そこがアメちゃんの良さでもあるとは思いますが、あきれる程明るい人が多いです。)
ライブハウスのスタッフはみんなB.B.KING BLUES CLUBのオリジナルTを着て働いているんだけど、これがまたカッコいいです。特に、ビールを運んでくれた、中国系?だと思われるおねーちゃん、良かったですね~。Tシャツは、当然購入してお店でも売ってます。93年夏。
USA放浪記 17 Memphis2
2-3日かけて、街中の店・問屋を回りましたが、特に発見はありません。。オバサンがDead Cityと言う通り街自体も死んでいるようです。
となると残るはブルースの聖地ビールストリートに向かうのみです。まずはお約束のサン・スタジオへ。
エルビスが録音したスタジオです。想像していたより全然小さくてビックリ。この同じ場所に何十年か前に、本人も立っていたかと思うと、ブルッとします。近くには、STAXのミュージアム(お土産店を兼ねた小さいもの)もあります。在りし日のOtis Reddingの写真とかも、展示されていて、感動。
例の如く、Stax Tシャツ買いまくって、ビールストリートへと向かいます。93年夏。つづく
開始価格:4,095円
開始日時:2006年03月02日 16時17分
終了予定日時:2006年03月12日 00時17分
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USA放浪記 16 Memphis1
93年夏、LAよりだらだら(1ヶ月程かけて車で)テネシー州にやって来ました。アーカンソー州とのすぐ隣の州境にメンフィスは位置しますが、雰囲気はガラリと変わります。モーテルのナイト・チェックインの厚い小窓(夜間は通常、防犯の為、客もフロントロビーには入れず厚いガラス越しにチェック・インします。)には、更に頑丈そうな鉄格子が入り、今までの場所より危険な雰囲気を漂わせます。そういえば、さっき寄ったスリフト・ストアのオバサン、代金をカードで支払った際に、カリフォルニア州の免許をIDとして見せると、「お前、こんなDead Cityでなにやってんだ?はやくカリフォルニア帰った方がいいんじゃないか」みたいな事を言われたばかりです。けっこう、ガラ悪い街だな~と思いつつも、とりあえずモーテルに入り、明日に備えます。 つづく
☆テネシー州内の続きは→ メンフィス2 メンフィス3 ナシュビル1 ナシュビル2 ナシュビル3
商品入荷!
商品入荷しましたので、ただいまHPの更新作業中です。毎度の事ながら、画像を撮ってUPする作業は、洋服屋とは思えない仕事で、骨が折れます。今日か明日中には、UPできると思いますので、皆様、お楽しみに~。m(--)mでは、ブログは早々と終わらしていただいて、HPの更新作業に戻ります。