USA放浪記 10 The Salvation Army での悲劇2 | 東京★原宿 Luby's(ルビーズ)

USA放浪記 10 The Salvation Army での悲劇2

つづきです。(詳しくはUSA放浪記9をお読みください。)


警官は80枚の$100紙幣の番号をすべて控え(同じ番号のものがないか確認)ます。(盗むなよ~)この、野郎(おまわり)と、思いつつも、おとなしく待ちます。台湾系だと思われる店員のおばさんは僕のパスポートをみて(日本人だと知って)「日本人はそんな、悪いことしないわよ~」と言います。(おお~なんていい人!その通り!お前は偉い!)心の中で、つぶやきます。同僚のメキシカンらしき、ねーちゃんは、完全に疑いのまなざしをこちらに、向けています。(おまえはしね!)


お金を数え終わった警官は、「この金どうした?」と聞きます。「LAの銀行口座から、昨日おろしました」答えます。(当時、LAのSANWA BANKに口座を使ってました)。そうだ、銀行にTELしてもらえばいいんじゃん!警官に連絡してもらいます。警官は銀行員としゃべること5分。電話を切ると、ニヤリとして、「You are Free now!」。はぁ~良かったと思うと同時に、怒りがこみ上げてきます。見ると店のマネジャーは、何事もなかったかのように、裏へと退散しようとしています。ぼくは、追いかけていって後ろから、とび蹴りを食らわしたい所ですが、「I am going to sue you!!」と捨て台詞をはくにとどめます。(ああ~くやしい!)こんな店二度とくるもんか!銀行員が、色々、警官に説明してくれたみたいで(本物の紙幣でも、消しゴムで多少薄くなること、実際に僕が口座をもっていて、本当にお金をおろした事等々)今回は助かりましたが、お金を日本から持ってきてたら、調べるのにもっと時間かかったかな~(嫌疑がはれる迄、JAILなんて事もあったかも。。)と想像すると、ゾッとします。


最近でこそ、$100紙幣で、買い物する人もたまに見かけますが(実際アメリカでは、カードかパーソナルチェック=小切手を使うのが普通で)、当時$100紙幣なんて(高級店ならまだしも、スリフトで)使っちゃいけなかったんですね~。1992年 秋。