USA放浪記22 NY
思い出すままに書いているので、いきなり古い話になったり、時間が前後します。
98年、春。NY。昼間は相変わらず、仕事をしていますが、夜は時間があることも多いので、街にでます。
NYは音楽に溢れていて、地下鉄の構内や、路上で演奏しているミュージシャン(の卵?)をあちらこちらで見かけます。街の雰囲気と音楽が溶け合って「おお~ニューヨーク」という感じです。本日はNY在住の友人と共にライブに行きます。BO DIDDLEY/ボー・デドリー(いわずと知れた、ブラックミュージック界の巨人)です。四角い弁当箱のようなギターをもったオッサン、もうじいちゃんです。
BOTTOM LINEというライブハウスで、なんと料金は$25です。安い。(たしか日本のブルーノートでは2万くらいしたよな~)前座のライブが終わり、本人登場。なんか、BOじいさん、足元がよたついていて、大丈夫か?と思わせますが、演奏が始まるとパワー全開で「ボー・デドリー・ビート」が炸裂します。
生きているうちに見えてよかった。(たぶん現在も健在だと思います。)気持ちの良いグルーヴに包まれて、NYの夜は更けて行きます。