オリエンタルランド（浦安市）は２９日、４月１日から東京ディズニーランド（ＴＤＬ）、東京ディズニーシー（ＴＤＳ）の入場料金を一部を除く全券種で引き上げると発表した。２パークいずれかで１日使える「１デーパスポート」は現在の大人６４００円から５００円値上げ。駐車場料金も２００１年４月以来１４年ぶりに値上げし、平日と休日で料金を分ける。
全券種の料金改定は昨年４月、消費税増税に伴い実施。増税に関連しない値上げは１１年４月以来４年ぶり。今回の改定では大人（１８歳以上）の場合、例えば「２デー」は１万１千円から１万２４００円、「アフター６」は３９００円から４２００円、「年間」は５万３千円から５万９千円とする。
駐車場料金は現在の普通車２千円を、平日２５００円、土日祝日３千円に改定。大型車は土日祝日のみ現在の４５００円から５千円とする。
値上げ理由について同社広報は「新しいアトラクションやスペシャルイベントでパークの価値が高まっている。収益力を高め、新たなアトラクションなどパーク改善への投資につなげたい」と説明。値上げ判断は「ゲスト（利用客）への価格調査や満足度調査を行った上で決めた」とした。
同社はテーマパーク事業の恒常的な集客力向上へ、１０年間で５千億円の投資を決めており、その一環としてＴＤＬ「ファンタジーランド」のリニューアルやＴＤＳの新エリア建設を既に発表している。
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