何かにノミネートされたり、目指していたことで座を勝ち取れたら嬉しいかもしれませんね。
ところが、選ばれて嬉しいことばかりではないケースもあります。
誰もが避ける面倒な役周りに大抜擢されてしまう。
嫌いなGがなぜか自分の方にまっすぐに飛んできてしまう。
意中の人は振り向いてくれないのに、どうでもいい相手から求められてしまう。
それでも異性から選ばれる自分を望む人もいるようで、恐ろしく危険な願いだと思うこともあります。
ところで、神仏や天使といった多いなる存在から選ばれたという話を聞くことがあります。
そうなのか、凄いなとしか思えないのですが、羨ましいとは思いません。
なぜなら、選ばれるということは、お使いとして仕えることですよね。
つまり、どんなに急なオファーにも、大変で時間のかかる要件にも、年中無休で応じるはずです。
相手は偉大なる存在ですから、反論の余地はありません。
自分の都合に合わせてお待ち頂くこともできず、むしろ、自分のことを放り出し、全身全霊で取り組まなくてはいけなくなるでしょう。
仕える者としての役目を果たすばかりか、自らの生身の肉体を維持するためのお金も稼がなくてはいけません。
そんな時間があるでしょうか。
考えただけでも恐ろしいこと。
選ばれたら守ってもらえて、ラッキーな出来事ばかりに見舞われるようになるわけではないでしょう。
そんな風に思っています。
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普段は関係のない世界を覗いて、そのことについて考えてみるのも面白いですね。
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