媚びない人と言われますが、確かに媚びはしません。
そういう自分が気持ち悪く思え、実践出来ないからです。
だから媚びる人を見ると、すごいと思います。
自分に出来ないことを平然とやってのけてしまうのですから当然ですよね。
とはいえ、羨ましいとは思いません。
なぜなら、媚びると、相手のご機嫌とりをし続けないといけなくなりますし、上下関係を生み、それを続けないと成り立たない関係を築いてしまうからです。
相手へのリスペクトを表すことは大事ですが、媚びることとは違います。
ということで、媚びることが出来ないだけでなく、媚びられることも嫌いです。
媚びられたからといって、よきに計らおうとは思わない。
むしろ、ご機嫌取りをしないといけない面倒な輩という扱いを受けているのだなとか、自分を利用したくて近付いているのだなと思い、さらに距離を置くようにするでしょう。
ところで、ホステスさんがお客に媚びることはよくある話かもしれませんが、占いバー時代のキャバ好きおじさんが言っていました。
「自分に気に入られようとして媚びるんだから可愛いよね」
なるほど、そういう解釈もあるのだなと。
反対にホステスさんは、「媚びればいいだけだから、おやじなんてチョロいよね」と。
どちらも、私がたまたま小耳に挟んだ一例に過ぎないので、これがすべてに該当するとは思いませんが……
おじさんはそれなりに長く生きてきているので、媚びられて本気にする人ばかりでもないでしょう。
鼻の下を伸ばしていても、適当にいい気分で過ごせれば、お金を払った価値があるなということもあるはず。
お金を払う側の強さというのも確実にありますからね。
ちなみにバー時代、おじさんに言われたことがあります。
「媚びないよね」と。
「こんなに気を遣ってあげてるのに、媚びないよね」と言われ、「ここは気を遣われる場所じゃないですよ。お金を使う場所ですよ」と答え、周りの人も含めて大爆笑になりました。
もちろん、おじさんはリピーター確定です。笑
それももう、20年近く前の話になるんですね
いやはや……人生は早い。
もうすぐあの世です。
ムリをして媚びてストレスをためている方は、思い切って方向転換するのもいいかもしれません。
媚びずに生きて抜いている人もいますからね。
のんびりしてるとお迎えが来てしまいます。
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人から聞いた何気ない言葉について考えるのも面白いものです。