『大和の心で読み解くルノルマンカード』(河出書房新社)
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「棺」と聞くと、お葬式が思い浮かんだり、誰かが死んでしまうのかという不吉な空気が漂うと思われるかもしれませんね。
タロットの<死>にも通じるような、死者に結び付く「棺」です。
本書P22~ご参照
ところが、和のルノルマンカードらしく、「棺」について考えてみましょう。
「棺」はご遺体が入る前のものを表し、ご遺体が入ったものは「柩」と記されます。
ご遺体の入った「柩」を運ぶのは霊柩車
わかりやすいですね。
カードにあるのは「棺」ですから、中は空っぽ。
まるで、蓋つきのベッドですね。
少し休んでみたらいいですよ。
しばらくゆっくりしたり、一旦立ち止まってはいかがでしょうか?
そんな風に読めてくるでしょう。
決して不吉ではなく、一区切りのところにきたということなのです。
ちなみに英語では、「棺」も「柩」も"coffin"となります。
空っぽかどうかがわかるのは、和の解釈あってのことともいえそうですね。
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