開運のための占いを書いたり、開運のためのおまじないを考案したりしていますが、そもそも「運」って何でしょう。
個人的に考える「運」は、大きく2つあります。
1つはクジで当たるか外れるかの「運」です。
これはその瞬間だけに存在する「運」でその場限りのもの。
続くものではありません。
もう1つは流れめぐる「運」で、「運気」と表現されるもの。
低迷、停滞、上昇という運気の流れがあり、抗って苦しむよりも、受け入れて適切な過ごし方をするのが得策であると考えています。
という考え方から執筆しているのが、『PHPくらしラク~る』での半年ごとの運勢と開運アクションです。
運気は、一定の期間を流れるので、運のように一瞬のものとは違います。
よくない時期は何をしてもうまくいかないと思えることも多いかもしれませんが、運気の新陳代謝として考えたらいいのではと。
好調期が続いていても、好調のあとの老廃物がたまるので、それを削ぎ落とすために低迷期が訪れ、不要なものを脱ぎ捨てることで、次の運気のサイクルで元気に楽しく過ごせるという考え方です。
ところで、なぜこんなことを書いているのかというと、真木あかりさんの御著書『「ツイてない」「もう無理」に効く占いと技術 ~不運の救急箱~』(集英社)をご恵投いただいて読了したからです。
「不運本」と称されるこちらの御著書は、ツイてないと不運を感じ、もう無理と思い込んでしまう方を救済する1冊。
真木さんご自身が、こうしたジレンマを抱えて人生を過ごされ、解決に結び付けるための方法をご紹介されています。
どんな状況になろうと、物事に対して不運という受け止め方をしない私は、不運が生まれてしまう思考回路を目撃したような感覚になりました。
対面占いをしていた頃、自らを呪い、不運な自分を信じて疑わない方々のお話を聞いていました。
「え?そんなことを気にしちゃうの?」
「SNSのアンチの声やドヤ顔充実アピールポストなんて、ブンブン飛んでる害虫だと思えばいいのに?」
そんなことを思ったり。
そして毎回、占いを通じたディスカッションを繰り返し、「心がラクになりました」「なんだ、悩まなくてよかったんですね」などとおっしゃり、皆様がお帰りになっていたことを思い出します。
『「ツイてない」「もう無理」に効く占いと技術 ~不運の救急箱~』を拝読し、自分は運を気にしない&運に頼らない人間で、無駄が嫌いであることがはっきりわかった気がしました。
運がどうであろうと、自分のやりたいことをする。
>自由に生きる
うまくいかないときは無駄が多くなるので、状況が変わるまでほかのことをする。
>運気の流れに身を任せる
人間関係で悩んでも、相手の気持ちはどうしようもない=考えるだけ無駄、なのでほかのことをする。
>自分の人生を生きる
ポジティブシンキングということでもなく、そういうシンプルな生き方をしているのだなと、改めて思いました。
『「ツイてない」「もう無理」に効く占いと技術 ~不運の救急箱~』は、ツイてない自分を感じてしまう方が読まれると、自分だけではないのだと安心できるのかもしれません。
また、解決の糸口が見つかる可能性もありますね。
反対に私のようなタイプの人が読めば、思考性の異なる方々の考え方やものの見方、受け止め方がわかるのではと思いました。
占いを使って、運気の流れを分析するための項目もあるので、ご自身が今、どんな状況にあるのかを知るヒントを得られるのではと思います。
占い関係の書籍は、既刊を模倣したような類書が増えている印象のある昨今ですが、この御著書は、コンセプトが新しく、エッジが立っていて、どこが不運なの!?と言いたくなりました。笑
こうした著者さんのユニークさが醸し出される書籍が、今後も増えていきますように
真木さま、ありがとうございました。
この御本とあわせて、ぜひお役立て頂けるといいのではという拙著をご紹介します。
不運を感じる方々は、自公肯定感が低いですよね。
『「ツイてない」「もう無理」に効く占いと技術 ~不運の救急箱~』を拝読しながら思い浮かんだのが、生きづらさを感じるすべての人へ贈る拙著『LUAの12星座占い』でした。
どんな人にもクセがある。
だから個性になり、それが魅力になる。
どんな方向に、どのクセをいかしたらいいのか。
どうして個性をうまくいかせないのか。
こうしたことを分析し、自分を整えていくための本書です。
ぜひ、あわせてお読みいただければと思います。
視点は異なるものの、真木さんと同じような目的の本を目指していたことが嬉しいです。
間接宣伝になりましたが、素直にそう感じたのですよ
こちらの新刊や既刊もオススメです
いひひ~