週末、楽しみにしていた会に無事に出席できました。
スケジュール的に最悪は諦めるしかないかもと、弱気になったりもしつつ、力技で乗り切っての出席です。
大阪から京都に行き、京都ではすべてをほぼ徒歩で移動しながら、全部のポイントを回りました。
道中、ご一緒してくださった方々のサポートもありましたが、徒歩ルートを先導したのは一流の方向音痴のわたしです。
後方から、母親の如く見守って下さった方々のお陰でもあるのですが、座右の銘「道はつながっている」を心にGPSで歩きました。
いつもなら1人でGPSを頼りに歩くのですが、今回は後方からの見守りつき。
質問や確認、相談も可能です。
「こっちに渡らなくても、そこから行けますね?」
「はい。気付くかなと思っていたら気付きましたね!」
という場面もあり、そこで、個人的大発見がありました。
GPS+Googleマップで目的地を入れると、歩行ルートがブルーのてんてん「● ● ● ●」で示されます。
複数ある場合は、第2候補、第3候補がグレーのてんてん「● ● ● ●」で表示されます。
一流の方向音痴のわたしは、地図を見ると脳内磁石がぐるぐると回り続け、ブルーのてんてん「● ● ● ●」の上に自分の現在地がピタリと乗っかっていないと不安になり、心が乱されると変な動きをはじめた結果、ルートからどんどん離れて行くのです。
という諸事情があり、複数のてんてんの中のブルーのてんてん「● ● ● ●」しか歩きたくない病になります。
ブルーのてんてん「● ● ● ●」しか歩けない=応用の利かないおバカになるわけです。
ところが、後方からの見守り&大きな独り言への返答のお陰で、大きな道路であれば、ブルーのてんてん「● ● ● ●」が向こう岸であっても並進していれば問題がないという当り前のことに気付きました
おっそーい!……遅すぎる気付きが我ながら怖すぎる。
でも、それでこそ一流の方向音痴を自負できるというもの
そして、一晩寝て起きて、さらなる気付きがありました
方向音痴、運動音痴、(音楽の)音痴、味音痴、芸能音痴、流行音痴、ファッション音痴など、いろんな○○音痴が存在していますよね。
でも、どれもただの音痴なだけ。
その中には、一流の○○音痴もいれば、プチ音痴程度の人もいるでしょう。
いずれにしても、その振り幅の問題であって、○○音痴に違いはありません。
○○音痴は、センスが悪い(センスがない)だけです。
でも、ファッション音痴だから服を選べないので、もう諦めて全裸で生きているんですという人がいないように、悪いセンスでも普通に生きられます。
だから、わざわざそれを豪語して、人への言い訳にしなくてもいいし、センスがないなりに努力している人になった方がいい。
どの程度の音痴であるかは、他者と比較しなくてはわからないので、音痴だと思っていたとしても、「私と比べたらぜんぜん音痴なんかじゃありませんよ」とか、反対に、「えーーー!それは、はっきりいって音痴ってことじゃないですか!」と、音痴認識ゼロだった自分にショックを受けることもあるはずです。
つまり、何が言いたいかというと、どんな音痴であろうとなかろうと、己のてんてんを進むしかないということ。
俺のてんてんを進むというスタンスで行けばいい。
先頭を歩いていた時に、「えー、そっちは違うよね」という部外者の声が聞こえても、「文句があるならやってごらん」というだけで、自分は己の道を進めばいい。
自分で決めて、自ら進むこと。
それだけで、己の道は拓かれてつながっていきます。
失敗しても後悔はしないし、成功すれば、その喜びのすべてが自分の達成感と満足につながり、強いては幸せになれるのです。
最後に、後方から見守り下さった方々、前日にご心配くださり、確認ルートをお送り下さった方々、ありがとうございました。
注※一流の方向音痴とは
慣れた道でも迷う自信と実績があり、知った道と初めての道の違いがないため、未踏の地に恐れることなく足を踏み入れることができます。