海外ドラマで変わったものを探すのが好きです。
ホラーテイストのものが好みですが、『シャープ・オブジェクト KIZU-傷-』という変わったドラマを見つけました。
少女時代の深い傷がもとで、アルコール中毒と自傷行為が止まらない新聞記者のカミーラが主人公です。
自らの生まれ故郷に戻り、暗い過去を取材しながら、連続少女殺人事件を紐解いていく物語という、ありがち風のストーリーなのですが、これが本当に、毎回後味が悪くて最高でした。
いけない……こんなことを書いたら、病んでいる私がバレてしまーう
ストーリー展開は緩慢で、はじめは意味不明すぎて、北欧ドラマを意識して作られた『アメリカン・ホラー・ストーリー』的なもので、失敗に終わってしまったのかと思うこともありましたが、なぜだか見入り、最後まで鑑賞してしまいました。
個人的な感想としては、すごく面白いのでオススメです。
途中で推理した私の破天荒な推理が的中したところも、面白ポイントの1つになったと思いますが、最終話のエンディングでは、さらなる変化球が飛んできてやられました。
ヨーロッパ映画のよくわからない終わり方がお好みなら、おそらく楽しめるのではと。
ところで、このドラマは、やたらとエンディングが長く、映画さながらの豪華なエンディングロールが続きますが、これもぜひ最後までご覧ください。
すごいお知らせと電話番号が出てきます。
そういう方々は、思っている以上にたくさんいらっしゃるのかもしれないと、しみじみ自分の世間知らずさを省みてしまいました。
最後に素朴な疑問を。
カミーラは、どうやって背中に自傷行為で文字を刻むことができたのでしょうか。
すごい身体がやわらかいということ
ここだけは解せなかった。


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