動けるうちはいいけれど、動けなくなったらどうなるか。
そんなことを考えることなく、我が物顔で過ごせた若い時分。
ある程度の年齢を重ねた今、年老いた肉親を見ていて、いろんなことがわかるようになってきました。
身体が思うように動かないとイライラし、不満を抱える心のコントロールがきかないことで、周囲に当たり散らすようになるでしょう。
これは最悪のケースの話ですが、そういう人は、決して少なくはないでしょう。
若い時は、お酒を飲んでも翌日は元気。
夜更かしをしたり、一睡もせずに遊んだとしても、次の日にムリができてしまいます。
ところが年齢を重ねてくると、お酒のダメージは翌日も消えず、夜更かしそのものが難しくなり、頑張ったところで、翌日の頭は使いものになりません。
……と、そんな風になるのが一般的なのではと思います。
少しずつ老いていく自分を知り受け止めていく。
そして、できないならできることを探すことが大きなテーマになるのではと。
欲望のままに何でもできる年齢期を通過した人は、自らの限界に向き合いながら、その範疇で納得できる落としどころを見つけるしかありません。
それができれば、自然と心を制御できるようになり、持ちきれない自らの欲望に溺れて苦しむことはなくなるでしょう。
今まで楽しんできたからよしとする。
そういう感覚こそが、ステキな大人への第一歩になると思います。


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