占いでよく聞かれる質問の1つに「相性」があります。
好きな人や交際相手、家族、友人など、自分を取り巻く人間関係の中に、相性の悪い人がいたら困りますよね。
相性さえよければ、何とかなると思っているところもあるのでは?
でも、実際はどうでしょうか。
個人的には、あまり関係のないことのようにも思っています。
理由はシンプルです。
自分が付き合いたいと思う相手であれば、どんなにいけ好かない相手であっても付き合えますし、相応の努力をするからです。
反対に、相性がいいとされる相手であっても、自分に付き合う気持ちがなければ、極力距離を置くように動いていきます。
相性がいいと言われる人とだけ付き合って生きていくことができたら、そんなに素晴らしいことはありません。
でも実際には、我慢して付き合ったり、合わせたり、良好な関係を築くために工夫しますよね。
要は、自分がどうしたいかです。
相性は、努力なしでも気が合いやすいかどうかという程度と考えて、よし悪しを知ったからといって、一喜一憂することはないでしょう。
仲良くなりたい相手との占いで、相性が最高にいいと言われたら、嬉しいと思うかもしれませんが、悪いと出たからといって落胆せず、どうしたらうまくやっていけるかを占うことをおすすめします。
わかりやすい例では、恋愛関係と友人関係があります。
好きになった相手に気に入られようとして、すごく頑張って無理をして、相手に合わせた結果、交際できたとしても、そこで気持ちが萎えて努力をやめてしまうと、別れることになるでしょう。
ただ合わせてくれるイエスマンで、いつも気分よく接することができると思っていた相手からすると、いきなり本性を出されても意味がわからず、関係が壊れてしまうことになるわけです。
付き合うために頑張ったとしても、相手から自分への理解を促していくことが、次の段階で必要になります。
どちらか一方が我慢する関係は、そう長くは続けられません。
先のことまで見越して、相手との関係を築く努力を実らせていけるかにかかっているでしょう。
「ムカつく!」と思った相手と、気づくと10年単位で付き合いが継続していることがあります。
相手に対する「ムカつく!」を飲み込んで、相手にも自分への「ムカつく!」を飲み込んでもらった結果です。
ここまで行けると、もう、ほぼ、壊れることのない関係になっているでしょう。


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