いろんな本があり、欲しいものもいっぱいとなると、占いの本にだけにお金をつぎ込めないということもありますよね。
しかし、勉強しているものがあるなら、それに関する書籍を、できるだけたくさん読んだ方がいいでしょう。
知らなかったことを知るだけでなく、1つの謎と別の謎がつながることで、見えずにいた糸口が見つかることもあります。
ときに、右も左もわからないときは、片っ端から本を手に入れて読むくらいでもいいでしょう。
何もわからないと、どの本が良書であるかも見極められません。
だから、全部読むくらいでいいと思うのです。
これは占いに限ったことではなく、いろいろ見ることで、納得できるものがわかるようになります。
とはいえ、先立つものがなければ、なかなかそうはいかないかもしれませんね。
図書館で取り寄せるのも1つの案ですが、書籍を友人と読みまわすのもかなりおすすめです。
プロを目指して占い学校に通っていたとき、一緒に学んでいた友人と書店を周り、とりあえず、1つの占術について5冊ずつの本を買って、それを各自が読み、読み終えたところでトレイドしていたことがありました。
5冊分の書籍代で、10冊ずつ読めるということです。
金銭的な負担を減らすことが1番の狙いでしたが、この方法には、さらにメリットがありました。
同時期に同じ本を読むことで、挫折を防ぎ、その本について語り合うことができるようになり、お互いに、「この本のここ、すごくいいよ」と教え合うことで、見落としていた重要ポイントを拾うことができるからです。
また、大変興味深いことに、同じ本を読んだというのに、チェックポイントが違うという発見もありました。
人によって着目ポイントが異なり、その情報を交換するだけでも、大きな気づきを得ることができます。
一気に複数冊を読むことで、本と本との共通点と、固有のポイントもわかり、それを1つずつ検証することで、自分の占いを確立することもできるようになるでしょう。
私は2人で本の回し読みをしましたが、3人、4人と、さらに複数の人とやってみるのもいいかもしれませんね。
みんなで読んだあとに、どうしてもこの本は自分で持っていたいと思ったときに、自分用の1冊を買う手もあります。
本を割り勘するイメージですが、厳密には割り勘ではないのかも。
それぞれが買ってみようという5冊の本に対してお金を支払い、最後は、払ったものを自分で持ち帰るからです。
友人のあの本がよかったなということもありますが、それはお互い様。
でも、書籍名を控えることができるので、いつでもゲットできますよね。
1つの占いの一通りができるようになる良書もありますが、そこまでまとまっていない本でも、ここだけは面白いというポイントがあったり、どれも当たる感じのしない事例が並んでいる本でも、ここだけはわりと確実に当たるという本や、目からうろこの発見や着眼点を開花させてくれる本もありました。
1つの占術にターゲットを決めて続けて読むと、それだけでもやり方のおさらいになったり、流派の違いに気づくこともできるでしょう。
また、占いを勉強するからといって、占いの本だけを読むよりも、その占いの歴史や文化背景について書かれた本を読むと、より立体的に占いを学ぶことができます。
文化圏によっては、国と国の衝突の影響で淘汰されたり、ゆがめられてしまった過去のある占いもあり、1つのことを純粋に継承していくことの難しさを感じるようにもなるでしょう。
本格的に学びたい事柄には、時間をかけて学び続けるしかありません。
占い学校で占いを習いましたが、そのあとも、新しい本を読むことを続けていますし、独学した占いもあります。
ということで、習ったから終わりではなく、実践とあわせて、独学も欠かせないのが占いの世界です。
独自の学びを深めないと、自分のスタイルの占いはできませんよね。
実際に、独学で学ばれたという先生もいらっしゃり、翻訳本のない時代は、自力で洋書から学ばれていたわけです。
翻訳せずに、占いというマニアックな本をたくさん読める昨今は、それだけでもラッキーではと思います。
本は、人の経験や学びを、読むだけで疑似体験できるものと考えると、かなりリーズナブルになりますね。
本をたくさん読みながら、実践していくことが重要な占いです。


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