おはようございます。

 

ホテルの朝食ビュッフェを済ませ、外出の準備が整いました。

 

出掛ける前に、5日間滞在しているホテルの朝食ビュッフェでの学びと発見について書こうと思います。

 

 

宿泊先は、都内の便利なビジネスホテル。

 

宿泊客はほぼ男性の単身。

 

女性客は私1人か、たまに1人会うか会わないかという遭遇率。

 

朝食に向かうと、白いワイシャツにスラックス、ノーネクタイの男性が目立ち、稀に、ネクタイと上着を着ていて、バッグを持った人がいる程度。

 

朝食後に部屋に戻るか、そのまま仕事に向かうかの違いなのだろう。

 

メニューは、毎日変わらず……

 

スクランブルエッグ、ソーセージ、ベーコン、フライドポテト、ペンネ、パン、コーンフレーク、シリアル。

 

焼きサバ、みそ汁、ご飯、海苔、納豆、梅干し。

 

生野菜サラダ(ドレッシング2種))、オレンジジュース、グレープフルーツジュース、ミルク、ホットコーヒー。

 

以上だ。

 

和洋そろっていて、好きなものを好きなだけ食べられる仕組みも、2泊すれば余裕で一巡し、あとは、梅干しとコーンフレークといった、異色のモーニングを編み出すか、または、ローテーションを繰り返すしかない。

 

まだ帰れないのに、この先が思いやられると思っていた3日目の朝、ほかの人とは違う、素晴らしい年配の紳士に出会った。

 

私や、周りのビジネスマンとは一線を画すオーラを放ち、これが、我々と同じ朝食を食べる、運命共同体のメンバーの1人なのかと、目を疑った。

 

見るからに魅力がなく、お世辞にも美味しそうとは言えない朝食群を前に、いきいきとした表情で、誇らしげにビュッフェをよそっていた彼は、まぎれもなく輝いていた。

 

なんて素晴らしいのだろう。

 

同じ朝食を前に、私と、その周辺にいる見ず知らずの仲間たちとの時間を共有するその紳士が盛り付けたお皿には、とても美味しそうなビュッフェの盛り合わせが、みるみると仕上がっていったのだ。

 

同じ素材、同じ味付け、同じ寝起きのけだるさを背負いながらも、彼はひときわ輝いていた。

 

飲食関係の人なのか。

 

そんなことは知る由もないが、彼と出会ってからの私は変わった。

 

毎日のビュッフェをどう魅力的に盛り付けていくかという壮大なテーマを掲げ、彼のように、周囲の仲間たちにビュッフェの楽しみを伝え、よき1日のスタートとなる朝の気づきを伝えたい。

 

以降、彼は1度も私の前に現れていないが、彼との出会いは、私にとって運命の出会いだったのだ。

 

運命の出会い。運命の相手……というけれど、それは、生涯をともにするだけの存在ではないだろう。

 

その瞬間、その場を共有し、自分を目覚めさせてくれた偉大な人物こそが、運命の出会いを遂げた運命の人になることもあるはずだ。

 

 

 

今朝は、1度も座ったことのない、ビュッフェ会場の全体を見渡せる席に座った。

 

よく見える。すべての人が朝食を食べる様子が見える特等席。

 

私の朝食会に訪れた来客に目を配った瞬間、ふと頭をよぎったのは、「おはよう。息子たちよ。今日もがんばれよ」という独り言。

 

寝ぼけて、のろのろと朝食をとる。きびきびと手際よく朝食をとる。私と同じく常連客で、自宅と化したビュッフェ会場で手慣れた感じに朝食をとる。嬉しそうに食事を口に運ぶ。うつむき加減のままに、機械的に食事を口に詰め込む。「お食事中」「お食事終了」のリバーシブルになったカードを、なぜだか部屋に持ち帰ろうとして出口に行き、それが部屋のカードキーではないことに気づいて、慌てて席にカードを置きに戻るなど、いろいろな様子が見て取れるという、新たな楽しみを見つけた。

 

盛り付け品評会というささやかな楽しみをきっかけに、朝食ビュッフェが楽しみのひとときと化した。

 

人生の幸福度は、こうした楽しみを見つけられるかどうかで、雲泥の差が広がる。

 

つまらない繰り返しの毎日を、どう上手に楽しんでいけるかどうか。

 

それが”人生のテーマ”なのかもしれない。

 

息子たちよ、ありがとう。

 

 

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