人はみんな、平等だ。

 

人は不平等にできている。

 

どちらの考え方もなくなることはありません。

 

「幸せ」や「平和」も同じですが、概念的な事柄は、それをどう適宜するかを決めてから話さなければ、議論は成り立たないもの。

 

どのテーマについての平等なのかを明確にすることが重要です。

 

個人的には、人はみんな平等であると同時に不平等であると考えています。

 

2つの観点がその根拠です。

 

1つは、同じ条件をクリアしたときの平等。

 

もう1つは、異なる条件をそれぞれが満たしたときの平等。

 

この2種類の平等があるからです。

 

同じ条件をクリアしたときの平等は、同じ役職について同じ報酬をもらったり、男性同士、女性同士といった、肉体的な同じ条件をはじめから持っていることなどです。

 

異なる条件をそれぞれが満たしたときの平等は、役回りは違うけれど、それぞれが認められ、望んでいたポジションにつけたり、男性と女性として生まれたけれど、個々の性別でしかできないことを、それぞれが自身に役立てていることなどです。

 

前者は、誰がどう見ても同じという意味合いの平等で、後者は、実際には異なるけれど、それぞれが同等の評価や満足を得ている平等です。

 

異なることで同等の評価や満足を得るほうの平等は、不平等に位置付けられてしまうこともあるでしょう。

 

でも、すべてが同じ条件の上で成り立つ平等はないと思います。

 

同じ条件下に生まれ、同じ環境で育った兄弟姉妹でも、片方は優秀で片方は出来が悪いといったとき、それを不平等と言っていいものなのか。

 

ここが難しいポイントです。

 

はじめから才能があったからと言ってしまうと、生まれ持った条件が不平等だったことになりますが、同じように与えられて生きてきて、同じ能力だったとしたら、優れている方は努力をした結果が出ただけで、劣っている方は努力が足りなかったとも言えます。

 

また、努力の方向が違うだけで、ほかのことに秀でていて、それが社会的に評価をされない部分に表れている可能性もあります。

 

こうして掘り下げていくと、人が、人と人を比べている限り、不平等はなくならないのではとも考えられるでしょう。

 

体重や体脂肪率のように、数値化できることではないのです。

 

 

 

 

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