占いを仕事にしている人は、「占いが大好きに違いない」と、一般的に思われているのかもしれません。相手が占い師だと知ると、占い嫌いな人は、「占いは信じないんです」「占いは嫌いです」とおっしゃられることがあります。占いが大好きな占い師は、頭にきたり、自分の職業をけなされた気がして当惑するかもしれませんね。

かくいう私は、奥深い占いの世界が面白くて好きですが、信じる信じないという意味では深く考えていません。なぜなら、自分の未来をあまり気にしないからです。なるようになるのが未来で、自分がどうしたいのかが重要なだけだと思っています。

ということで、占いが恐ろしいほどに当たることも、意外なところで外れることもよく知っていますから、占いで未来を覗いて方向を確認したとしても、占いの結果に揺さぶられることはありません。実際の結果となる未来は、自分で進んだ先にあります。自分がどうしたいかなのです。

以前に、通販で靴を購入するときにタロットで占うと書きましたが、雨が降りそう、台風の影響が気掛かり……というときなどにも、タロットやルーンを使って占います。占いで大丈夫と出れば、心強いですし、不要な傘を持ち歩く必要もありません。

先日の台風のときは、友人と会う予定があり、タロットを引きました。出たカードは「女司祭」。これは大丈夫! 未成熟なパワーの台風が通り過ぎる程度という読みです。実際に当たりました! 「太陽」や「星」が出たら、台風はそれて大丈夫と読めます(星に関しては、夜は晴れ)が、「女司祭」は、はっきりしたいけれどできない雰囲気で、ぐずぐずした感じがあります。

デイリーに役立てる日常的なアイテムとして、占いは最高に面白いです。深刻な悩みや問題を占うことがポピュラーな占いになっているようですが、むしろ、ワンポイントに使ってこそ、大いに役立つと思っています。

占いで決めるのではなく、自分がどうしたいかを実現するために役立ててこその占いです。