先日、魔女の秘密展に行ってきました!
(「まじょのひみつてん」で変換すると、「魔女の秘密店」と出てしまうのですが、そんなお店に行ってみたいですね!(≧▽≦)

魔女の秘密展

古い書庫をイメージした飾り付けの中に蜘蛛の巣があり、そこにはちゃんと蜘蛛もいましたよー! フェイクですけれど(^_-)-☆

こちらは、お土産コーナーで自分用に買ったお土産???
魔女のお土産
「魔女狩り」の書籍も、懐かしさのあまり、うっかり購入です!

あ、魔女狩りをしたとか、されたからという前世の懐かしさではありませんよ! 昔、SMのメッカといわれる六本木で占いバーを営んでいたときに、SMクラブの女王様の方々がお客様としてご来店くださって仲良くなり、SMクラブに遊びに行ったことがあるのです。そのとき、店内を装飾していた数々のSMグッツの中に、中世ヨーロッパの拷問具のレプリカが陳列されていました。女王様が関心を示す私に拷問具の解説をしてくださろうとしたときに、「これはアレですよね? で、あれはアレですよね?」と、すべてを知っていて、嬉しさのあまりにうっかり口走ってしまった私……。昔から人間の闇を覗くことが大好きな私は、世界の拷問や世界の残虐者について書かれた書籍を読んでいたので、女王様が驚かれるほどに、拷問具に詳しかったのです。あはは(;'∀')

ちょっと暴走して、魔女展の話題からそれてしまいましたが、こうして考えてみると、中世のヨーロッパには、SMファンが多かったとも言えるのかもしれません。ファンだからって、本当に拷問して殺しちゃダメですけれどね!

魔女展に訪れて、魔女は悲しい存在だと改めて実感しました(T_T)

医者に診てもらえない貧しい人々を救っていたであろう薬草に詳しい人が、異端ということで処刑されたり、天変地異や干ばつ、冷夏などで農作物を得られないのは魔女の呪いだからと、魔女扱いを受けた罪のない人が火あぶりにされたり、美しく魅力的な女性が妬みを買って、魔女として告発されて拷問にあうのです。ひどいですよね。展示物の解説の1つに見つけたのですが、男性機能が不能になることも魔女の呪いの仕業とされてしまうのですよ! こんな一文を読んでしまった私の頭の中には、いろいろな妄想が巡りました。

……勝手な妄想……

「魔女は妖艶で魅力的」だそうなので、単純に美しく魅力的な女性がいて、その女性に見劣りする女性の彼や夫が、美貌の女性にデレデレしたり、浮気だかレイプだかをしたとしても、「あの女が邪悪で淫らな魔女だから、私の彼(夫)がおかしくなったんです!」と告発して、火あぶりで殺されてしまうということでしょう。勝手に欲情するのはもちろん、不能になったことまでもを魔女のせいにする。どっちが不浄なんだ! バカだね! ヨーロッパ人はバカなんじゃないかと思いました。(あー、言ってしまったよー!w)とはいえ、日本の魔女狩りというか、鬼女もこそっと紹介されていましたから、万国共通で古今東西バカが多く、妬みや嫉妬、思い込みだけで人を殺せるということでしょう。やはり日頃から思っていた通りで、容姿はすべての人間が同じになるべきなのですよ。宇宙人グレイのようにね。そうすれば、こういう妬みや欲情はなくなりますから!
(以上、妄想終わり)

拷問具も展示されていましたが、昔に作られたものだからこそ、すべてが鉄製か木製です。鉄製の万力であらゆる箇所をねじで締め上げて骨を砕いたりしながら、「お前は魔女なんだろう? 正直に告白すれば、罪をゆるしてやる」と言いつつ、自白したら魔女決定なので、そのまま火あぶりにされてしまうのです。熱した鉄を触らせて、3日後に包帯を取ったときに膿んでしまっていたりしていなければ無罪という判定方法とか、頭悪い! 何でもない人こそが魔女や悪魔に違いないことは、すぐにわかるはずです。

 本当にバカが多すぎるし、それは今も昔も変わらないのねと落胆するばかり。魔女狩りで処刑された人の人数表もありましたが、ダントツ1位は25000人のドイツでした。他国は千の単位なのに、ドイツだけが万です。さすが、ホロコーストの国、闇の深さを感じました。ドイツは日本と似ていると思っています。どちらも腕のいい職人がいて(ドイツのメルセデスベンツ、BMW、ホルクスワーゲン。日本のトヨタ、日産、ホンダなど。どれも性能を世界で評価されていますよね!)、真面目で、地味で、よく働くイメージが共通しているでしょう。真面目で大人しいからこそ、上からの命令に従ってきっちり働くのです。ホロコーストに向かってしまったドイツは、富国強兵の古き日本にも符合する部分があるのではと思ってしまいます。シビリアンコントロールに注意しないといけない問題の二国なのかもしれません(;'∀')

 ところで、背もたれ、肘かけ、シート部分の全面に、棘がたくさんある椅子「棘のある椅子」もありました。ビジュアル的な脅しのために存在したものなのか、実際に使ったのかは謎と言われているアノ椅子です。
魔女
↑写真撮影スポットで撮った記念写真。
モザイクをかけるまでもなく、小さくて誰だかわからない!(≧▽≦)

写真撮影を忘れましたが、展示場入口にある魔女コスプレ写真撮影スポットの横に、拷問椅子のミニバージョンがありました。自由に触ったり、座ったりしていいようでしたが、「まさか座らないよね?」と思っていたら、ひとりで魔女展に来ているらしきおばあさんが、その椅子に腰を掛けて寛いでいるではありませんか!(≧▽≦) 確かに、細かく一面にある太目の棘なら痛くないし、むしろ、ツボを押してくれているような感じの癒しのスポットになるのかも。魔女展にいらした方は、展示会を練り歩いた最後に、ぜひ、拷問椅子でお疲れを癒してください。私も癒したかったのですが、ご高齢の先客がいるのに、「座らせて!」とは言えないですよね。

さらっと書こうと思ったら、こんなに長くなってしまいました。展示物を眺めながら、頭の中を駆け巡る回想や思考をあわせると、いろいろなことが符合して、理解が深まりますね。博物館や展示会は大切だなと実感してしまいました。

何もしていなくても「魔女」とか「魔女っぽい」と言われる私が、中世のヨーロッパに生まれていたら、ばっちり火あぶりになるでしょう。あらぬ濡れ衣で不名誉な死を遂げさせられるくらいなら、本気で呪いをかけたと思います。もう、全員不能にして、人類を滅亡させてやる!という感じかもねw 魔女狩りの犠牲になられた方々は、きっと本当にいい人たちだったのでしょう。我々を呪うことなく、自分を犠牲にして旅立ったのかもしれません。

魔女狩りで無実の罪を着せられて絶命された方々のご冥福をお祈り申し上げます。