立て続けに投稿していますが、映画「ジェニファー・ロペス 戦慄の誘惑」の感想&ネタバレ女子のすごいところ?を書いてのまとめです。

若くて美しい女性は、旬な自分を、とうが立ったオヤジに差し出しているわけではないはずです。傍目から見ると、惜しげもなく差し出しているように思えますが、若者が草食男子化し、ガツガツ系の中年男子に追いやられている中で、中年男と若い女が目立ってしまう現状という感じでしょう。

本質的には、年齢はあまり関係ないのかもしれません。それよりも、女性の中に根付いた文化的な理想が影響しているのではないでしょうか。

戦前の女性たちの多くは、経済力を持たず、自活するすべのない守られるべき存在でした。養ってくれる男性に受け入れてもらうことが、生きるために必要だったはずです。そのため、自分を求めてくれる男性を待ち、求められたら自らを差し出し、生涯尽くしたのでしょう。

こう考えると、自分を求める男性がいたら、その要求のままに自らを差し出すことは自然といえます。

この名残が、現代にも根付いてしまっているのでしょう。白馬の王子様を待つ女性たちは、実は、白馬の騎士よりも逞しくなっているかもしれないこの時代にです。

経済的にも独立できて、守られる必要のない女性たちが、今もなお、守ってくれる王子様を求めているとしたら、どれだけすごい王子様が必要なのでしょう? いるの? そんな人が?

理想も進化させないといけないし、「この人となら生きていけるかも」と思える男性がいたら、ほかの女子に奪われる前に射止めに行かなくてどうするのでしょうか。過去の文化に毒されたマニュアルに従った理想の大和撫子でいようとしても、何もはじまらないでしょう。