どうして私は乳ガンに
すごく気を付けて
生きてきたのか。。。


きっかけは、
大学卒業後、研究生として
教授の研究室に置かせて
もらっていた25歳の時でした。
(就活失敗したので
頼んで置かせてもらってました笑い泣き


あの1年間。
大学院ではなく研究生。
年間の学費14万円。
週1、90分のプライベート講義。
超暇🆓🆓❗でした。

で、たくさんアルバイトの日々。

ポルトガル語新聞社で
翻訳アルバイトもしていました。
在日の日系ブラジル人の為の
新聞です。

スタッフは経理の日本人女性以外
全員ブラジル人だったので
私が入ってきた時、彼女は
すごく喜んでました。
日本語が話せなかった環境が
辛かったようです。

仲良くなるうちに
彼女がある場所に私を
連れていきたい。
素晴らしい先生を紹介したいと
言い出しました。

はい、想定内です。
それまでも
たまにありました。
こういうこと。

彼女は非常に辛い人生を
送ってきているらしく
神さまが拠りどころ、
とよく言ってたので
私を何か宗教の本部か支部かに
連れていきたいんだな、
と思いました。

「お布施についてなんですが。
私は大きな借金があるんです。
(実際はないですが)
でもかなり幸せなんです。
あと、宗教に興味ないんです。」

こう言うと、
勧誘者の半分はすぐに
私を誘うの諦めます。

しかし、彼女は諦めません。

「あなたを信者には
誘ってないですよ。
私を助けてくれた先生を
紹介したいだけ。」

好奇心が勝り、
彼女の先生に会いに行きました。


お坊さんでしたが、お寺ではなく
やや大きな一戸建ての家の2階に
仏壇がありました。

信者は5名くらい?
早速、お経が読まれます。
私は正直、何したらよいか分からず
出されたお菓子を
バコバコ食べた記憶があります。

彼女や他の信者の皆さんは
お経読んでる「先生」に
一万円札を渡していました。

ごめんなさい、私は出せません。

と言ったら

「私が遊びにおいで、
と誘ったんだから。
気にしないで。
もちろん、入会もしなくていいから。」

はあ。
ところでどのようにすごい先生なの?

と思っていたら、
突然、先生が
「君にキリストが見えた!」
と振り返りました。

えっと、
キリスト教徒ではないですが
キリストに見守られてる
みたいで嬉しいです。

となんとか答えました。

それから
「うん?
う~~~~~~~~ん!
左胸に何かあるぞ!
手で触ってみなさいっ!
てっぺんの辺り。」

触ってみましたが全くわかりません。

すると先生は
両手を私の服の上
10センチくらい
のところにかざして

「はあ~💨」

と気合をいれました。



「もう一度、よーく
押しながら触ってみるんだ!」

「あれ!?何か
コロコロするのがあります。」

「うん、乳ガンかもしれないから
病院で検査してみて」

「えっ!」ガーンガーンガーン




翌日、近くの総合病院へ行きました。
乳ガンの検査、てどこ行けばよいのですか?
と案内さんに聞いたら
外科ですよ。
とのこと。

そこですぐに
細胞を取りました。

結果は
繊維腺腫という良性の脂肪の塊が
胸にできていたのでした。

乳ガンかも!
と駆け込む人のほとんどが、
この繊維腺腫なんだそうです。

その日の私の前後の患者さんもそうでした。
(つまりカーテン1枚で
内容筒抜け!)

「そのまま残してもいいし、
切ってもいいし、どっちにする?」

と言われ、
切るほうを選択しました。

手術は非常に簡単で
部分麻酔。
先生、看護士さんと談笑しながら
終わりました。

その後、
かめはめ波の先生、信者の皆さんに
結果を報告しました。

皆さん、喜んでくれて
優しかったです。

1度も私を勧誘しなかったし、
その後2回くらいお菓子を持って
遊びに行きました。

就職が決まり、アルバイトもやめて
遊びに行かなくなったころ。。。

例の経理の彼女から
「先生の霊力が
なくなっちゃった。
あなた、先生の全盛期に
出会って良かったね」

と連絡が来たのでした。。。