某県某大学、偏差値はそこそこであるが、学校の規模はかなり大きい。田舎すぎす都会過ぎないところに位置し、生徒数も多い。
そこに今年入学した私、木稲虹音(きとうれおん)。
別にこの大学を目指したかったわけではない、目指す大学に落ちてたまたま受けていたこの大学に流されるまま入った。

ど田舎から上京してきた私は同じ高校の子なんていなくて、入学式後初めての授業日に一人寂しく(?)学校へと向かう。
その途中、道すがらにある公園から声がした。ちらっと見るといかつそーな人が、野良猫だろうかダンボールからそっと抱き上げていた。
『優しいんだ…』
ちょっとだけほっこりしながらも学校についた。
講義室に向かうともう半分くらいの人が席に座っておしゃべりなどをしていた。
大学としては男子の割合が女子より少し多い。空いてる席に座り、まわりを見渡す。ふーっと息をついていると、
「一人?お隣いい?」
可愛らしいザ女子って子が声をかけてきた。頷くとすっと座って自己紹介をしてきた。
「私は火本につき、よろしくね!」
友達第一号(?)ゲット!

無事午前中の授業が終わり、お昼休み。
につきと一緒に中庭でランチタイム
「そういえば、につきってなんでこの大学に入ったん?」
私は流れでって感じだったけど、につきは目的があって入ってきたように感じたからだ。
「まぁ…んー。あ、そういえば虹音はサークルはもう決めてる?」
話を濁されたあげく、全く考えていなかった話をふられた。
私はテキトーにサークル紹介でもみて良さげで緩そうなサークルに入る予定だった。
「まだだけど…につきはもう決めてるの?」
「まぁね…、あのね、今日そのサークルに見学に行こうかなって思ってるんだけど、よかったら一緒に行かない?」
別に授業が終われば特にすることもないので、
「別にいいけど」

この一言が私の大学生活を大きく変えることになる。