みなさんこんにちは。

 

昨年秋より茶道を習い始めました。

 

オランダに住んでいた時

やはり日本人と言うことで、

抹茶が好きとか茶道の話をされることが

度々ありました。

 

 

ですが、私自身

茶道について全く何も知らないので

 

 

抹茶は美味しいよねとか

抹茶をこれに入れると美味しいよね、

と言うようなことしか言えませんでした。

 

 

さらにオランダ在住が長くなるにつれて

茶道に限らず

日本のことについてよく知らないことが

多いということにも気づき、

 

 

日本に帰ったらまずは

茶道でも習ってみようと思っていました。

 

 

調べてみると地元の街で

裏千家の茶道教室があり

 

HPには素敵な茶室の写真とともに

体験受付もしているということで

秋頃に体験に行ってみました。

 

 

体験では、

先輩方のお手前を見せていただき、

和菓子とお茶をいただきました。

 

 

先輩方は30代くらいの方々で

女性は6年くらい、男性は1年くらい

通っているとのことでした。

 

 

どちらの方もスムーズにお手前をしている

というように見えたのですが、

 

 

やはり、お稽古歴の長い女性の方の

お手前はとても滑らかであり

品があり美しく感じました。

 

 

私は地元にこんな素敵な空間(茶室)が

あったことにも驚き、

(しかも茶室はマンションの一室にあります)

 

 

そして先生も優しい感じの方で、

「覚えようとしなくて良いから

通い続けてみたら体が自然に覚えて

できるようになりますよ」

と言ってくださったので

 

 

そのまま教室へ通い始めることになりました。

 

 

ということで

なんとなくはじまった茶道の習い事。

 

 

月に3回のお稽古をしており

現在、3ヶ月ほど経つのですが、

 

 

基本的な動作(割り稽古)が

まだまだ身に付かずという所です。

 

 

茶室への入り方、歩き方、

帛紗の扱い方、道具類の清め方等々。

 

細かな動作と作法がたくさんあります。

 

 

今ではどの言葉がどの道具を指すのか

だいたいわかりましたが、

最初は頭の中が??だらけでした。

 

 

 

先輩方に聞くと、

初心者の頃は自主練もしていたと聞き、

それはやったほうが良い

というのはわかるのですが

そこまで身が入らず。。

 

 

まだ、何をやっているのかが自分の中でも

腑に落ちていないのかもしれません。

 

 

そしてまだ茶道の面白みも

実感できていないのかもしれません。

 

 

茶道のお稽古と言っても

今まで習ってきた

書道やダンスとも違い、

 

 

お手本をそばで見ながらまねる

というよりかは

 

 

先生の指示に従って

型(動き)を繰り返すうちに

段々と身に付くような感じなのです。

 

 

お手本を見ながらまねることは

好きだし得意だったけれど

 

 

目標とするもの(見本)が

目の前に無い中

やったことの無い動作をするのが

とても大変でした。

 

 

初めは先生独自のやり方なのかと

疑問がありましたが

 

 

お茶歴の長い友人に聞いたところ

そのような教え方が多いようでした。

 

 

先生からの指示や指摘、

あとは先輩方のお手前をみて流れを掴む、

これが学びの第一歩。

 

 

ここが腑に落ちるまでは

茶道へいまいち気持ちも乗っていませんでした。

 

 

最初に動作の見本なり、

なぜこのような動作をするのかとか

教えてくれたら

意図がわかるのでやりやすいのに

 

なんて思っていましたが、

 

 

その友人曰く、

茶道のお手前は

 

それが美しいから

であり

 

いちいち意図なんかは言わないし

そんなの聞く人いないよー

と言われました…タラー

 

 

 

今でこそ、確かに茶道は

そういうもんかもなぁと

思えてきましたが、

 

 

最初の頃は

意図やコツを始めに教えてくれた方が

理解も上達も早まるのに

なんて思ってもしまいました。

 

 

でも、茶道を習うって

効率、非効率でもないし、

早く上達すれば良い

というものでは無いですね。

 

 

まだ私には不思議な世界ですが

そう思います。

 

 

日常のあらゆること自体が

効率、非効率、早さで良し悪しを

判断できるものではありませんし。

 

 

お茶のお手前をお客様にする

 =

最高の時間であるよう

おもてなしをする

 

 

この目的を念頭におけば

全てのお手前が理に

かなったものなのかもしれません。

 

 

頭でっかちな私には

一つ一つの動作へなぜ?を問うよりも

 

 

その最終目的を念頭に置いて

その道へ一歩一歩近づいていくのだ

と念頭に置いて

お稽古していきたいと思います。

(とは言っても途中で忘れるかもしれませんが。)

 

 

 

そしてなるべく自主練もしてみます。

 

 

普段のお稽古で超基礎(割り稽古)で

何度も繰り返し

時間がかかっているのが

 

 

一緒にお稽古している

先輩方の時間も使ってしまい、

申し訳ないと思っていましたが、

 

 

先日、男性の先輩に、

使わなくなった道具をいただきました。

 

 

ルナにもお披露目してみました。

気にいったかな?

 

 

新しいのを買ったので、

こちらを使って練習してみては?

と言ってくださったのです。

 

 

この先輩は茶道を習い始めて一年とのことですが

茶道が本当に楽しいと毎回言っていて

とてもやる気に満ち溢れています。

 

 

最近では、自分で竹材を買って

茶杓を作ってみたということで

みなさんへプレゼントもしてくれました。

(本当に茶道愛に満ちていて頭が下がります・・・)

 

 

なので、この先輩は

いまいちやる気の感じられない後輩(私)を

見かねて道具を渡してくれたのかもしれません。

 

 

こんなサポートもいただいたので、

もう少し本腰入れて茶道のお稽古に

励んでいきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

〜茶道について〜

 

茶道について全く知識もなかった私ですが

裏千家の松村宗亮さんの本

「あたらしい茶道」を読み、

 

私が最初の頃持っていた茶道への

漠然とした疑問が晴れました。

茶道ってなんだろう?と思う方におすすめです。