久々の日本での暮らし。

帰った時の楽しみはもちろん食事だったのですが

 

なんだか今回は違う。

 

なんだか、

美味しく感じられないのです。

 

何に対してか?

というと、自炊したものではなく、

買ったもの。

 

 

加工食品

半レトルト食品

手軽なチェーン店での食事。

 

 

反対に、手作りしたものや

野菜とか魚、肉など素材は

美味しく感じるのですが。。

 

 

 

思い当たる理由としては一つ。

 

 

 

オランダでやむを得なくしていた

6年間の自炊生活で、

 

 

日本で手軽に買える食品に

入っている添加物の味が

受け入れられなくなったのではないか

ということ。

 

 

オランダでは和食が食べたかったので

自炊が多くなり、

買える食材、調味料にも限りがあったので

レシピを見ながら色々工夫していました。

 

 

例えば、お好み焼き。

キャベツや小麦粉があるので

お好み焼きはできるけど

ソースはなかなか売っていません。

 

 

そこで、レシピを探して作っていた

お好み焼き風のソース。

 

ウスターソースにケチャップ、

醤油や蜂蜜を混ぜて作っていました。

 

 

日本で売っている大手メーカーの

ソースの味に近い!

そして、ねっとり感も控えめで

好みの味の調整もできるし

簡単だし、かなり助かりました。

 

 

めんつゆも、日本食材スーパーまで

買いに行くのが面倒なので使わず

従来通りの、醤油やみりん、酒で

色々な和食を作っていました。

 

 

ドレッシングは、オリーブオイルに

お酢や塩、胡椒を混ぜる、どシンプルなものから

和風な味付けの時は醤油を加えてみたり

中華風が食べたい時はごま油を入れてみたり。

 

 

持っているベースの調味料

・醤油

・みりん

・酒

・ごま油

・オリーブオイル

・味噌

 

をフル活用して使いまくっていました。

 

 

 

もちろん、作りながらも

「日本なら、○○があるから

もっと簡単にできるのに・・・。」

なんて思ったりもしておりましたが、

 

 

(おそらく)添加物の味に気がつけたのは

この暮らしがあったからなのかもしれません。

 

 

というのも、日本で暮らしながら

気付くのは本当に難しいと思います。

 

よっぽど調味料、添加物に気をつけた

食事を続けない限りは。

 

 

というのも、思いおこせば

オランダへ移住したての頃、

 

 

現地で人気のおやつ、

ベトナム風揚げ春巻き(Lumpia)を食べた時、

 

「味、薄いなぁ。ちょっとイマイチ。

日本で食べた方がもっと美味しいけど。」

 

と思っていたのですが、

 

添加物控えめの自炊しまくり

6年間のオランダ生活を経た現在は、

そのLumpiaが

 

「超美味しいなあ〜」

と思うほど、味覚が変わったのです。

 

 

昔の私なら

「自炊もたまには良いけど

外食もお惣菜も大好き。

買ってきた方が美味しいし!」

 

なんて思っていましたが、

 

 

今ではシンプルな味が好きになってしまい、

結果的に惣菜や加工食品を買うことも

あまり好きではなくなってしまいました。

 

そして、結果的に節約にも。

 

 

もしかして、この味覚の変化は

年齢的なこともあるのかも

しれません。

 

 

でも、この変化は

健康面でもお金の面でも

私にとってありがたい変化だと思っています。