みなさんこんにちは。

 

遡ること、日本への帰国当日。

 

本来なら、

しんみりオランダとのお別れを

しみじみ味わいながら

日本へ帰国するはずが、

 

 

とんでもないトラブル続きの

長旅となってしまいました。

 

 

 

 

 

当初の予定では

アムステルダムを出発し

フランクフルトで乗換え、

16時間ほどで

日本へ着く予定だったのに、

 

なんと、

2倍もの時間がかかったのです。

 

 

でもそんな、トラブル続きでも

 

 

どうにかなるさ!と

めげない自分に、

 

 

前よりも強くなったなぁと実感できたり、

 

道中でのありがたい出会いもありました。

 

 

 

そもそものトラブルの発端は

アムステルダムから

フランクフルト行きの飛行機が

2時間も遅れたこと。

 

 

これにより、

乗る前からも大勢の人が

飛行機はまだかと大混乱の状態に。

 

 

私もその中の一人で、

カウンターにいた

たった一人の空港職員の方に、

 

乗り継ぎ便に間に合わなそうだけど

どうしたら良いのか聞こうと

列に並んでいました。

 

 

そんな中、ふと前方から

「HANEDA」と聞き覚えのある単語が。

 

 

とっさに、

「あなたも東京へ行くのですか?」

とオランダ人のおじさんに

話しかけてしまった私に、

 

 

その人は、

自分たちは東京に行くこと、

この便には同様な人がたくさんいるよ、

と話してくれました。

 

 

 

それを聞いて

困っているのは私だけじゃないんだと

ちょっと安心した頃、

 

 

ようやく2時間近く遅れて

フランクフルト行きの飛行機が

空港へ到着し、

 

 

 

もう日本行きの飛行機には

間に合わないだろうと

半ば諦めモードで

フランクフルトへ向けて

乗り込みました。

 

 

 

そしてフランクフルトに

ついてからの結果はというと、

 

 

 

やはり、

日本行きの便は出発済み。

 

 

 

よりによって

日本へ帰国する日に

 

人生初の、

 

「飛行機乗り遅れ」

 

にみまわれるとは。。

 

 

 

 

オランダを去るというのに

寂しさを感じる間もなく

 

 

 

慌てふためき、

これからどうしようかと

呆然としてしまいました。

 

 

今日中に日本に帰れるのか?

それとも明日、明後日になってしまうのか?

 

 

どうなるのか全くわからない、

かなりの混沌とした状況でした。

 

 

 

というのも、

フランクフルト空港内の

サービスカウンターは

私と同様なケースに陥った

たくさんの人たちで

ごった返していたのです。

 

 

一人一人に色んな事情とドラマがあり、

私の前に並んでいたご婦人は

一体どうしてくれるの?と

ドラマチックに嘆き文句を

言い続けていましたし、

 

 

私自身も

どうしたら日本へ帰れるのか

早く教えて欲しいと

必死な状態でした。

 

 

ただ、ここで並んでも

かなりの時間がかかることが見え、

 

 

空港職員の人からも、

ここよりももう一つの

サービスカウンターに行った方が

早いと言われたので

それに従うことにしました。

 

 

でもその場所も一体どこにあるのか

なかなか分からず、

色んな職員の人に聞きまくり、

ようやく見つけた

再予約専用のサービスカウンター。

 

 

そこにも多くの人が並んでいましたが、

とにかく並ぶことにしました。

 

 

そしてふと前方を見ると、

アムステルダムの空港で

HANEDAに行くと話していた

オランダ人のおじさん

&息子さんの姿が。

 

 

あちらも私に気づいてくれて

目で挨拶をしてくれました。

 

 

その後、彼らの番となり

サービスカウンターで

再予約の手続きを始め出した頃、

 

 

「君も同じ方向なんだし、

一緒にやってもらおうよ。

こっちへいらっしゃい。」

 

 

とおじさんが声をかけてくれました。

 

 

なんと素敵な申し出!

感激したのはもちろん、

速攻で「ぜひお願いします」と

仲間に入れてもらいました。

 

 

そして新たに取れた予約は、

なんと、

 

フランクフルト=>ミュンヘン

=>関空=>羽田という

 

気の遠くなるようなルートでした。

 

 

でも、フランクフルトに泊まって

翌日出発するよりはマシ、

ということで

気持ちを切り替えて

羽田を目指すことになりました。

 

 

 

日本へ着くまでの道のりは

本当に長くて大変だったのですが

 

 

この出会いがあったおかげで

心のゆとりを持つことができました。

 

 

同じ目的地を目指す

仲間がいることの心強さ。

 

 

羽田に着くまで3人で

行動することになりました。

 

 

そして、ヨーロッパ内は

彼らの方が地元なだけに

色々助けてもらい、

 

 

日本についてからは

私が彼らを助けることもあり、

 

 

まさに、

最高のチームとなりました。

 

 

 

その後、ミュンヘンへ向かう

飛行機に乗ったところで

 

 

悪天候のため出発が遅れると

アナウンスがあり

40分ほど着席した状態で待機に。

 

 

ミュンヘンでの乗継便に

また乗り遅れたらどうしようかと

一瞬頭をよぎりましたが、

 

 

とにかく待つしかないと

腹を括りました。

 

 

出発は遅れたものの

ミュンヘンへ無事に着くことができ、

そこでようやく腹ごしらえを

することに。

 

 

先ほどのオランダ人親子と

ともにビールを飲んで

ようやく一息つきました。

 

 

その親子は初めての

2週間の日本旅行だったので

彼らのプランを聞きつつ、

 

 

予定には入っていなかった

浅草や京都もおすすめしてみました。

 

 

そんな和やかな時間を過ごし

いざ、関空へ向けて出発。

 

 

飛行機は定刻通り出発し、

日本人客や日本語アナウンスも

聞こえてきて

 

 

日本がだんだん近づいてきたのを

肌で感じました。

 

 

14時間後、無事に関空へ到着し、

あとは羽田へ向かうのみ!

 

 

だったのですが、

関空は外国からの観光客で

パスポートコントロールが激混み状態。

 

 

 

私たちは羽田便まで1時間ほどしか

ないということを空港職員の方に告げて

 

 

ショートカットさせてもらい

なんとか最短ルートで

日本へ入国しました。

 

 

 

ただ、これでも

終わらないトラブル。

 

 

 

国内線への乗り換えのため

自分で預け荷物をピックアップして

国内線まで持って

いかなければいけないのですが、

 

 

その荷物が出てこない。

 

 

3人ともロストバゲージでした。

 

 

そしてロストバゲージの

手続きをしているうちに

羽田便に間に合わないことが分かり、

またしても乗り遅れる羽目に。

 

 

一度の旅で2回も乗り遅れるって

こんなことあるのでしょうか。。

 

 

ただ、他にどうすることもできないので

次の羽田便を待つことにしました。

 

 

そして、ようやく念願の

羽田に着いたのが夜10時。

 

 

元々の予定では

朝の10時に羽田にいたはずでした。

 

それがまさかの12時間遅れ。

 

 

日本へ着いたことは良かったのですが

本当に疲労困憊でした。

 

 

羽田に着いてからは

皇居近くのホテルに行くという

オランダ人親子を引率しながら

近くまで電車で向かい、

 

 

途中でお別れをして

ようやく日本の家へ着いたら

日付が変わっていました。

 

 

 

なんと長い1日だったことか。

とにかく疲れたとしか言いようがない

帰国となりました。

 

 

 

 

今までヨーロッパ内を旅行していて

度々飛行機や電車の遅延を

体験していたとはいえ、

 

 

これは私史上最大のトラブルでした。

 

 

でも事前に似たような体験が

あったおかげか、

 

オランダの暮らしで肝が据わったのか、

 

 

いつ帰れるかは分からないけど、

いつかは帰れるし、

どうにかなるさ!

 

 

というマインドでいることができました。

 

以前の私だったら大泣きか

しばらく落ち込んで

気持ちの切り替えがなかなか

できないでいたと思うのですが、

 

 

大丈夫と思えたことは

だいぶメンタル強くなったなと

実感できました。

 

 

 

そして、今回は

頼もしいオランダ人親子の

旅の仲間ができたおかげて

気持ち的にも安心でした。

 

 

 

ただ、できるならこんなトラブル

もう体験したくはないです。。

 

 

 

もし、夏の時期に

ヨーロッパへ旅する方がいたら

アドバイスしたいことは、

 

 

「乗換え時間は2時間以上はみてね」

 

 

ということでしょうか。

 

 

フランクフルトの空港で

話した職員のおじさんにも、

 

 

「みんなフランクフルト空港をなめてるけど

大きいから最低2時間はみておかないと

乗り過ごしちゃうよ」と言われました。

 

 

今回の乗り継ぎ便は

航空会社のサイトで飛行機を予約する際に

出てきたオプションのうちの一つだったので

 

 

疑いもなく間に合うはずと

思っていたのですが、

 

   

 

そこはヨーロッパ、

 

そんなわけ、ない。

 

(何かしらのトラブルが普通だもんね)

 

 

 

それはそうだよね、

とオランダにいたので

その感覚、分かってしまいます。

 

 

 

ということで、

ヨーロッパへ旅される際は

ご注意くださいね(笑)

 

 

 

(これから始まる大トラブルを知らない出発前の私)