こんにちは!

 

つい最近、サバティカルをスタートし、

夢だったヨットでの3か月の旅へ

向かった友人夫妻がいます。

 

 

サバティカル?

 

 

おそらく何だろうと思う人も

多いかと思います。

 

 

私もオランダへ来るまで

知らなかった言葉ですが、

 

 

一定期間、会社(社会)を離れて休むこと

という感じでしょうか。

 

 

調べてみたらこのような説明もありました。

 

 サバティカル(Sabbatical)とは、

 使途に制限がない職務を離れた長期休暇のこと。

 wikipediaより

 

 

この言葉を初めて知ったのは

オランダへ移住したばかりの頃。

 

 

ワーホリではないし、

かといって、オランダで

バリバリ働きたいとも思っておらず

 

 

オランダでの日常の暮らしを

ゆっくり楽しみたい

と思っていた6年前です。

 

 

そんな私の状況をひと通り話した後

知り合いのオランダ人の方が、

 

 

「じゃあ、今、君はサバティカル中って

言えばばいいよ」

 

当初は、

え?サバティカルって何?

 

 

と疑問でしたが、意味を知り、

そんな言葉がすでに英語で

あったことにも驚きました。

 

 

言葉がある、ということは

それはその社会にとって普通のこと。

 

 

日本語ではそんな状況を

簡単に表す言葉がなかなかないですよね。

 

 

もしかしたら「遊学」が

近いのかもしれないけど

それをするなら、

会社を辞めてからが一般的な気がするし

なんか違う印象。

 

 

こちらでのサバティカルは

会社や社会から

ずっと離れるつもりではないし

リタイアするわけでもないけど、

 

 

会社に籍は置きつつも

仕事を離れ、

 

長期間ゆっくり休みながら

自分を見つめ直す期間、

そんな風に感じています。

 

 

そんなサバティカルを

スタートさせた友人Sちゃん。

 

 

去年知り合った頃は、

「わぁ!私のやりたかったことを

やっている人に会えた!」

と喜んでくれたのを覚えています。

 

 

え、私がやっていることって、

ダンスと猫が好きで

オランダでの暮らしを

楽しんでいるだけだけどキョロキョロ。。

 

と思いましたが、

 

 

彼女が喜んでくれたポイントは、

 

私が長い会社員生活をやめて

夢だった海外生活を楽しんでいること、

 

そして、

会社を辞めたことを

後悔していないことでした。

 

 

それにSちゃんと私は

同様の職種だったこともあり、

 

 

似たような状況だった人がすでに

全く違う人生をスタートしている

ということで

 

 

サバティカルを取ってみたいけれど

お金のことや将来も不安

思っていたSちゃんには

 

 

私をみて、

やりたいことやっても大丈夫なんだ!

と思えたようなのです。

 

 

そうでした、

 

 

私もオランダ移住を決める前は、

誰か似たような状況の人で

すでにやってる人いないかと

探していました。

 

 

当時はよく検索ワードに

「アラフォー、海外移住、女性」を入れて

調べていました。

 

 

なので、当時の私が

探していたような人が

実際に目の前に現れたら

 

 

素直に嬉しいし、

やっても大丈夫なんだと

思えたと思います。

 

 

今となっては

オランダ移住が私には

普通のことになってしまったので

特にすごいとも大変だったとも

思いませんが、

 

 

やったことのない人にとってみたら

すごいと思われることもあり、

 

 

そんなことって

世の中にはたくさんありますね。

 

 

 自分のやってきたことが

 ある人の希望になるキラキラ

 

 

だから、

こうやって人と人が出会うことって

素晴らしいな、なんて思います。

 

 

 

 

ということで、Sちゃんは

念願のサバティカルを取得。

 

 

彼女曰く、

 

 以前の自分なら、

 仕事が好きだと思っていたし、

 その仕事を失うなんて考えられない

 と思っていたけれど、

 

 今は、

 ずっとやってみたかった

 ヨットでの周遊の旅を

 することができて嬉しい。

 

 サバティカルが終わっても

 会社にはもう戻らないかも。

 一年で意識が大きく変わって

 自分でもびっくり。

 

と言っていました。

 

 

私も会社員を辞める前までは、

辞めたいけど辞めたら

生活できなくなっちゃうかもしれないとか、

 

 

今のような仕事に

もうつけなくなってしまうかもしれないとか、

色々不安がよぎりました。

 

 

その不安でなかなか決断するまでに

時間はかかりましたが、

 

 

でもやっぱり死ぬまでに

やってみたいと思った

海外での暮らしをすると決め、

 

 

それから6年間、

無事に生きています。

 

 

以前よりも体調を崩す

こともなくなったし

 

 

毎日よく眠れて

ダンスもするようになり

日本にいた時よりも

体力がついて

健康的になったと感じます。

 

 

確かにお金の面、

収入面では会社員時代からは

大きく変わりましたが

 

 

生活がスローペースになって

毎日の自炊を楽しむようになり

(オランダの外食が

日本ほど楽しめる環境ではない

という理由もありますが)

 

 

自然とお金の使い方も変わりました。

 

 

なので、

収入は少なくなっても

 

 

料理を楽しみたいとか

猫との時間を大切にしたいとか

日常を味わい尽くしたいという

私のやりたい事はできています。

 

 

だから、あの時会社を辞めて

オランダに来たことは、

やってよかったことと

心から言えます。

 

 

だからこそ

Sちゃんの夢だった

スウェーデンへのヨット旅も

心から応援しています。

 

 

Sちゃんのサバティカルは始まったばかり。

数ヶ月なのか何年なのかわかりませんが

 

 

私のように6年なんてのも

おりますので(笑)

 

 

焦らず、久々の自由な時間を

思いっきり楽しんでもらいたいなと

思っています。

 

 

 

一緒にセーリングを楽しんだ時

 

 Suerte=幸運と名付けたSちゃん夫妻のヨット