2匹の猫を愛しむ日々。



血の繋がりはないけど

兄と妹のにゃんこは、


兄が妹にちょっかいをだして

妹が泣き叫ぶこともしばしば。



でもまだお互いを嫌ってる

ような感じはないので



成長するにつれてもう少し寄り添う

ようになるだろうなと思っている。




いじめる時は兄を叱るけど、

兄は兄でとても可愛い。



人が大好きで、いつも遊んで欲しくて

寂しがり屋。でもびびり。



よくいじめられている妹は、

結構勇敢な女の子。


ひとりでのんびり過ごすことが好きで、

食べること、なでられることが大好き。



私はこんな2人がとっても愛おしい。



日本に帰ることを思うと、

やはり一番寂しく感じるのは

にゃんこ達に会えなくなること。



オランダの友達とは言葉を話すから

メッセージのやりとりができるけど、



にゃんこ自身では何も出来ないし、

写真を送ってもらうか、

また会いに来るしかないだろうな。



何故、私はこれを体験しているんだろう。

この現象を生み出している私が

私に伝えたいことは何だろう、



それをたまに考えていた。



答えは、ふとした時にやってきた。



私の祖母は、私と兄が生まれた時に

手伝うために田舎を離れて

私たちの元へやってきた。



それから15年ほど私たち家族と暮らし、

その後は田舎へ戻った。



“おばあちゃんが、田舎に帰るって。”



そう聞いた時の小学生の私は

びっくりしてただ悲しかった。



今まで当たり前にいてくれた

祖母がいなくなるなんて

考えもしなかった。



子供の時の私は悲しかったけれど

でも時が経つにつれて

新しい暮らしにも慣れていった。




そんな祖母のことを思い出した。




いつか別れる時がくる、

それは寂しかったけれど、

その分できる限り愛したよ。



あのままずっと一緒に暮らす

こともできたけど、

やはり私は田舎の人間。



長年育った場所に戻って暮らしたい。



あの子達は大丈夫。

喧嘩もするだろうけど、

ふたりともいい子だし愛している。



離れて暮らしていても

この愛する気持ちは変わらない。



だから、私は自分の生きる場所に帰り

あの子達を見守る。




そんな風に、祖母は思ってたと

感じ取ることができた。



私も、日本にかえっても

このにゃんこ達のことは愛してるし

気持ちはかわらない。



いつまでも見守ってるよ。



祖母の気持ちを通じて

私も日本に帰っても

大丈夫だと思えた。



ありがとう、おばあちゃん。