元々は犬が好きだった私。

家族で柴犬を飼っていたし、

犬の人懐っこさ、忠実さが好きでした。

柴犬のあのつぶらな瞳とカールしたしっぽが

かわいくてたまらないラブ



猫については、さほど興味がなく、

接した経験もほとんどありませんでした。



そんな私が今や、

人生に猫は欠かせないとまで

思っているとは不思議なものです爆笑



今のように猫が好きになった

一番のきっかけは、

猫と暮らし始めたこと。



オランダに移り住み、

出会ったルームメイトが

猫を飼っていたことで

偶然に始まった猫との暮らし。







最初はどう接して良いかもわからず、

おそるおそる近づいてみたり、

猫の毛が気になって、

いつもコロコロで取ってたりもやもや




そんな私が今は、

猫の毛まみれな日々を

送っておりますチューラブラブ




そう、一番のきっかけは

猫との暮らしだったけど、

それから遡ること10数年前、




もう一つのきっかけがあったことを

思い出しました。




それは、うちの父。

10年前に亡くなりましたが、



晩年、なぜか家にやってくる

野良猫たちに餌をあげ始め、



我が家の敷地には猫が10匹近く

うろつくように。



それまで、

父も同じく犬派だとばかり

思っていたので、



家族みなが、何故いまさら猫?

大疑問だったのですが、



そんなことはお構いなしに

父は猫のお世話をし始め、

病気の猫には病院に連れて行くまで

熱心になりました。




そんな父も

それから間もなく急に

病気で入院することになり、



私たち家族も野良猫の世話に

気をまわすことができず、



だんだんと猫も我が家から

去っていきました。



あの頃の私は

父が猫の世話をしてるのをみて、



あーあ、

面倒くさいこと始めちゃったな。



くらいにしか思っていませんでした。



餌をあげ始めたら、

猫は住み着いてしまうし、

どんどん増えちゃうかも。



そのくらいの懸念しか

抱いてませんでした。




今でこそ、保護猫活動や

野良猫の去勢手術の活動なども知り、

どう対処したらいいかもわかります。



が、あの頃は猫について

何にも分かっていなかった。





そんな父と猫のことをたまに思い出す時、

今、こうやって猫からたくさんの幸せを

受けている私は、



そばに父がいてくれることを感じ、

猫を通して父に

見守られているなあと思うのです。



猫が私に与えてくれる

やすらぎや幸せは、


今、共に暮らしてる子達ハート



あの時父が猫たちにしたことの恩返しで

私に回ってきているのかも

しれないなとも思ったり。



そんな恩の送り合いができるなら、

私もこれからも猫達に奉仕して



ギリシャの猫シェルターでのひととき



猫や、猫に関わる人たちに

その恩を感謝に変えて、

伝えていきたいと思っています。