今住んでいるアパートを去るのが
名残惜しい理由のひとつが、
上の階に住むマダムとお別れすること。




いつもマダムの楽しそうな笑い声が
上から聞こえてきて
(オランダの古い家は結構音漏れする笑い泣き




それを聞くと
あー、なんか元気そうでいいな!
とこっちも気分が良くなる爆笑





そして共有の階段で会えば、



元気?最近どう?と
必ず話しかけてくれて
心境や出来事をシェアしたり。




そして、
我が家のにゃんこ猫たちも
マダムが大好きでよくおうちに
遊びに行かせてもらったり。




こんなホッとする交流があったこと、
生粋のオランダ人と仲良くなれたこと、
こんなステキな隣人がいたから
この場所で安心して暮らせたこと、


に本当に感謝している。




ある時は、
鍵を忘れたまま家を出てしまい、
マダムに開けてもらったこともあるし
(お互いの家の鍵を預けあっていたので)



にゃんこの面倒をみてもらったり、




時々一緒にワインやカバを飲んだり。
ディナーを食べたり。






引越し直前、いよいよあと数日で
このアパートを退去となった今夜、




マダムとパリからやってきていた
旦那さんとルームメイトとの4人で
お酒を交わしながら食事をした。




上の階から椅子持参でやって来てくれて
(家具が売られていき、椅子不足のため笑い泣き




私たちがいなくなることを
とても残念だって言ってくれ、
お互いのこれからを祝して乾杯した。





そしてそして楽しいディナーが終わり
リビングでくつろいでいたら




上の階からは
ミュージシャンの旦那さんが
奏でる優しいギターの音色が
聴こえてきた。




あー、なんて幸せなんだろう。
優しくてあったかい音色。



こうやって度々聞こえてた音にも
ありがたさがしみる。




心温まる、やすらげる時間を
いつもありがとう。




このアパートで暮らせた
2年半はとっても素敵な体験だった。




次はどこに住むのかわからないけれど
この場所にいつの日か戻ってきたい。

近所のストリートも
クリスマスらしくなってきた