オランダで自分の家を持つ。

 



好んでやっていたルームシェア生活。

 


でも、もっと自分の好きなものに

囲まれた空間で過ごしたいっていう思いが

消えなかったから起こったイライラ。

幾度となく口にしてきた

 


”オランダで自分の家を持つ”

 


を本望として

チャレンジしなくては

ならない時が突然やってきた。

 



というのも

それを許可して想像し始めたら

 


ルームメイトが彼と暮らすため

家を離れる話が出てきた。

 


そして、猫のミッシーは

ルームメイトの猫だけど

 


私に懐いてるからどうしようか

迷っていると。

 




 

自分で覚悟決める前に

外側の方から迫ってきた。

 

 

いい加減、

ハラを決めろ、と。

 

 

 

ルームメイトとの話の後からは

 

 

恐い、恐い

 

 

って言葉が自分の中から

湧き上がってきて止まらなかった。

 

 


ベッドに入ってもその言葉は消えず

ほとんど眠れなかった。

 

 



恐い恐いと言っても




腹の底では、

チャレンジすべきこと

だって分かってる。

 

 


とうとうやらなくては

いけないのか。

 

 

最終通告を受け取った

ような気持ちだった。

 

 





”恐いと思ったらGO!

と何度も聞いてたけれど

 


 

それが実際に自分にやってくると

こんなに恐くて尻込みするとは。

 

 

絶望の底に一瞬落ちる。

 


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 ・

 ・

 

 


何にそんな恐怖を抱いているのか?

 

 


抱く夢は


今のアパートを一人で借り続けて

猫のミッシーを引き取って暮らすこと。

 

 

一人で借りるとなると

20万円強を払うことになる。

 


そしてミッシーを引き取ることは

命を預かる責任感が増す。

 

 

そしてシェア生活している今よりも、

オランダで暮らす実感と責任感が

ドンと増す。

 

 

でもようやくオランダに根付ける。

 

 

 

一番恐いのは家賃。

自分が払っていけるのか?

 

 

どう稼ぐのか?は

 

 

全然浮かんでこない。

 

 

 

でも、ここでミッシーとともに

暮らすことは想像ができるし

どんどんイメージが広がっていく。

 

 

 

だったら

そのイメージの流れを止めないで

どんどん膨らまして味わうしかない。

 

 

それが”今”の私にできること。

 

 

 

 

 

 

 

 

自分が内側から

拡大したのかもしれない。

 

 

2年前にここへ越してきたときは

自分に全然自信もなくて

本音も伝えられなくて

 

わずかな自分だけのスペースで

迷惑かけないようにしようと

暮らしていた。

 

 

 

それが今ではだんだん

ルームメイトの方が

家を空けるようになり

私一人の日が増えて、

 

 

私がこのアパートを覆って

しまったのかもしれない。

 

 

80%以上はルームメイトのもので

埋め尽くされているこのアパート。

 

 

でもそれはダミーで、

 

全ては私の想いが形になって

現れてくれた世界なのかもしれない。

 

 

私のための家、世界がここにある。

 

 

 

 

このアパートには

2年前の誕生日に

呼ばれるようにやってきた。

 

 

部屋が見つからなくて

最悪日本に帰ることになるかも

しれないと思っていたら、

 

 

私の誕生日から入居可能という

広告を見つけたのが出会い。

 

 

育った環境も国も違うけれど

共通点の多いルームメイト。

 

 

彼女がいたからこそ、

オランダでの暮らしがより

好きになった。

 

 

そして猫との暮らしで

自分にもたくさんの愛が

あるってことが確認できて。

 

 

ほんと、感謝しかない。

 

 

だから、

私はまだここで暮らしていたい。

 

 

ミッシーと

このアパートで暮らしたい。

 

 

リビングをサロンにして

人を呼びたい。

語らいと学びの場にしたい。

 

 

そして私自身の基地、

発信基地にしていきたい。


 

 

(リビングにあるテーブル。これは東京で暮らしていた時に持っていたものと全く同じ。これをみつけた時、私はここのアパートに呼ばれたんだって確信したんだった)