これを聞いてじじいはびっくりしたのですが、日本の土地の5分の1は所有者不明の土地になってしまっているとのことです。
2016年の地籍調査によると、不動産登記簿上で所有者の所在が確認できない土地が約20%にあがるということなのです。
すべての土地の1/5って、これは軽視できる値ではないですよ。

相続時のいろいろがこの問題の原因だと思うのですが、なによりもこの所有者不明の土地が多くの場合、周辺の住人にとって問題となっていること。さらにこれらを再利用できれば、住宅問題(居住コスト低減を含めて)や土地問題の解決に役に立つこと。
だからこそ、政府はもっと積極的に解決に動くべきだと思うんですよね。

具体的には長期間所有者不明の土地を、すみやかに国が収用するべきだと思うんですよ。
民法の規定で「所有者のない不動産は、国庫に帰属する」と規定されていますから、今の法律でも問題はないはずです。
じじいが考える具体的なところでは、
 ・5年位以上、所有者の所在が確認できない
 ・5年位以上、固定資産税などの土地に関する納税が行われていない。

上記のような土地は1年程度の公示期間を設けて、国が収用しちゃえばいいと思います。
さらにもし売れる土地なら、それを国が売却して少しでも赤字国債を償還すればいいと思うんですよね。

自由主義社会として財産権の保障は重要ですが、税金を払っていない(義務の不履行)、所在が不明では保障する必要はないとじじいは思います。
それでもそれは政府の横暴といわれるのでしょうか?