じじいが若い頃は、毎年、春になると日本中で賃上げ要求のストライキが行われていました
特にニュースを賑わしていたのは旧国鉄等の公共交通機関のストライキで、1~2日間にわたって交通機関が止まるため、まともに通勤、通学ができなくなり、みんな嫌~な思いをしていました。

でもこのストライキは、労働者の正当な権利であると教育されていましたから、国民は困りながらも我慢していたものです。

だけどこの30年、日本でストライキが行われたというのを聞いたことはまったくありませんね。
労働者の賃上げがこれだけ話題になっている中、なぜどこもストライキをやろうということにならないのでしょうか?
今こそストライキをやって、賃上げを勝ち取る時期でしょう。

今の時期ならストライキでお客や取引先に多少の迷惑をかけても、おそらく寛容な態度をとってくれるとじじいは想像しますがね。

そしてこんな状況でもストライキのひとつもできない日本の労働組合は、いったい何をしているのでしょうか?
まったく彼らの存在意義は、そこにあるはずなのにです。

つまるところ、今の労働組合なんてまったくムダな組織でしかないということですかね。政治家の使い走りで、票と金を集めるだけの害悪でしかない集まりと成り果てていると思います。
そんな役に立たない組織に毎月、金を取られていることに、怒りを覚えるサラリーマンも少なくないことでしょう。

ちなみに、今や製造業の従業員の半分ぐらいを占めている派遣社員はストライキができないなんて言い訳する人がありますが、それは間違っているでしょう。派遣社員にも労働組合はできてきていますし、考えればいくらでもストライキはできるでしょう

結局は労働組合そのものに、「やる気」がないだけなんです

この役に立たない日本の労働組合が、日本の賃金が上がらない原因の一端じゃないでしょうかね?
そんな役に立たずに金だけ吸い上げる組織なんて、今すぐ潰すべきなのかもしれません