ウクライナの紛争が始まって、ウクライナとロシアについていろいろな人が意見を出しているのですが、それに対する反論がちょっと気になります。事実や論理で反論するのならいいのですが、中にこんな感じの反論が目に付きます。

 

 ・世の中みんな***が悪いと云っているんだから、***を庇うとは何事だ!謝れ!

 ・***の方が可哀想なことになっているんだからそちらが正義だ。その感情がわからないあなたは消え去って。

 ・新聞やTVが報道しているから、***が悪いのは正しい。

 ・世間の考え方と反対な意見を言う相手には、どんなコトをやっても許されるよな、オレ。

 

これって80年前の日本がやっていた、

 

 ・世の中全員が戦争に協力している時に、戦争反対なんて云うおまえは非国民だから消えてしまえ。

 ・戦地に行っている兵隊さんは苦労しているんだから、私たちはそれに協力しないといけないよね。

 ・お国の大本営が報道しているんだから、これは正しい。

 ・非国民や外国人は悪い奴らだから、オレらがなにをしてもいいよな。

 

と同じではないでしょうか?

結局、80年経っても日本人の底の部分はまったく変わってないみたいです。

 
日本人が本当に民主主義な国民になるには、こんな時に自分に不愉快な意見もきちんと聞き、それを踏まえて自分の意見を云えるようにならないと思います。またそのためにも、言論の自由を保障することが大事なんでしょう。それが世の中の流れと反対する意見でもです。
自分の意見と反対だからといって、個人攻撃するなんて本当に最低です。