朝焼けが海面までも染めた午前6時、釣り船に便乗し目指す島へと向かいます。
上陸後、すっかり明るくなった尾根筋には1枝のすすきの穂が海風に吹かれて
右、左 島の秋を告げている様でした。
眼下ではノリ網の設置が始まり 皮肉な事に沿岸部の下水処理施設から排出される
水がきれいになり過ぎノリに必要な栄養分まで取り除かれた結果、上質なノリが
採れにくくなり 時折ダムの放流を要請し海水に混ぜ合わせ栄養状態を良くしたと
ニュースが流れます。
踏査も終了し 帰りの船を待つ海岸にはペットボトルや発砲スチロ-ルの山 山
島の漂着ゴミの現状です。
瀬戸内海一帯が国立公園に指定され今年で90周年を迎え 各地でもイベントの
一環として漂着ゴミの清掃活動も行われていますが無人島ゆえに目が届かぬ所と
なっているのでしょうか。
肝心の今回の採集物はナイフ形石器(左端)と石鏃3点、旧石器と縄文時代の人が
残した石の道具、大きくこの時代間には瀬戸内は陸地から海へと変貌し縄文時代に
なって発明された弓矢や土器によって飛躍的に生活が向上し、その後1万年も続く
時代となりました。
ところで長く続いた猛暑、涼しくなるのを待っての今回の踏査、秋を感じながら
こころよい汗を掻いた一日でした。




