全てのドライバーに贈るブログ!
堤健一の 『知って安全! クルマの運転/装備/メカニズム』
【Vol. 1】
1 まえがき
堤といいます。㈱ LTEを設立した張本人です ^^)
自動車好きが高じて、レースに出場したり、自分だけの改造車(ガソリンエンジン車をモーターで動く電気自動車にしちゃった)を作ってナンバーを取ったり、そんなことばかりやってきました。
なかでもレースは12年ほど続け、でんぐり返しと空を飛ぶこと以外はほとんどを経験しました。今もレーシングカートは現役ですから、運転に関しては「どう操作すれば、クルマはどう動く」について理解しているつもりです。また、自分で車も2台ほど作りましたので、メカニズムの部分も解っています。
もちろん、まっとうな社会人です。二人の子持ち、ネクタイ労働者です(笑)
「やりたいことをやれ」と、本田宗一郎さんはおっしゃいました。ですが、やりたいことをやるためには、堤健一と株式会社LTEの存在を、もっと多くに人に知ってもらわねばなりません。ずっと考えていた時に、「ポンッ」と背中を押される出来事がありました。
先日、友人のフォルクスワーゲン ゴルフで出かけた時、僕が代って運転することになりました。夕暮れ時で、そろそろヘッドライトをつける車も多くなってくる時間帯です。運転席に座った僕は、シートの調整やミラーの調整をして、最後にバックミラーを防眩ポジション(後続車のヘッドライトがまぶしくないように、ミラーから目に入る光量を落とすポジション)にしました。そのとき彼は、「えっ、何その出っ張り? 何をいじったの??」
で、僕「ああ、これは後ろの車のヘッドライトが眩しくないようにするやつだよ。知らなかった?」
彼「えー、知らなかった。こんど使ってみようっと!」
これには少々驚きました。僕は夜は防眩ポジションにしないと、運転できないといっても過言ではないほどです。ポジション無しのミラーの場合は、後続車のライトが目に入らないように少し角度を上に向け、必要なときだけ目線を上げて後ろを見るようにしています。だけど、彼はそれを知らなかった。若いうちは良いかもしれないけれど、歳を重ね、目の調整能力が衰えた場合は危険なことも考えられます。自動車メーカーがドライバーや社会のために盛り込んだせっかくの装備が、役に立っていない場合があるのです。そのことを知りました。
そこで彼と話し合いました。
「せっかくいろんなことを知っているのだから、その知識を有効に生かしたら? 例えばオレみたいにメカ音痴の人にも、優しく簡単にクルマの事がわかる本を書いてみるとか・・・。」
僕「それはいいね。だけど、本ってどうやって出版するの? すごくお金がかかるんじゃない??」
「そんなにかからない方法もあるって聞いたことがあるよ。知り合いに本を出した人が居るから、聞いておくよ。」
・・・といったいきさつから、このブログを書いてみることになったわけです。自動車というハードウェアを賢く使いこなしてもらいたいし、知ることによって事故を未然に防ぐことが出来ると思います。また、同乗者や周囲の交通にも安全・快適な環境を作ることが出来ます。それより何より、みんなに疲れずに楽しい運転が出来るようになって欲しいし、自動車をもっと好きになって欲しい。そして僕自身にとっては、愛してやまない自動車に携わり、電動系車両の普及に繋げるために情報発信を続けていける第一歩になる・・・。そんな思いからこのブログを書きます。
どうぞ皆さん、リラックスして楽しんで読んでください。また、判らないことがあれば質問を送ってください。出来るだけ丁寧にお答えしたいと思います。それでは始まりはじまり~