5月に更新して以来の7ヶ月ぶりの更新となっています。
基本的には「JRS~日本鉄道総合車両研究所~」がメインとなっておりますが、夜行列車に関してはこちらでもメインでやらせて頂いております。
 
すでにご存じの方が大半かと思いますが、寝台特急「北斗星」も廃止になるようです。
 
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夜行列車保存委員会としてもこの「北斗星」が無くなるのは非常に残念な限りです。
当委員会では、JRに以前存続要請をしましたが、無理でした。
 
さて、そんな北斗星の廃止の理由については、「客車の老朽化に加え、2016年春の北海道新幹線開業に向け青函トンネルなどで工事や走行試験があり、運行時間の確保が難しくなる」ことが理由になっています。
 
確かに北海道新幹線の開業は大きなダメージとなりますが、それ以外にもダメージを食らう鉄道会社が居るはずです。
IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道この両鉄道会社への被害も甚大になります。
 
コレを聞いた「青森県」と「岩手県」は黙っていないでしょうね~
 
北斗星の廃止は北海道新幹線と深く関わっています。
 
北海道新幹線の開業で青函トンネルは昇圧されます。今まで交流20,000Vだったところ交流25,000Vになります。さらに保安装置もATC-Lから新幹線用の保安装置DS-ATCに切り替わります。
それにより、従来より使用してきたED79電気機関車が使用できなくなります。
 
だとすると今後は新幹線用のEast-iが検査を担当するんでしょうかね?
じゃあ北海道管内の検査はどうなるんでしょうか?今まではEast i-Dが入線していましたが?
 
すみません。話が逸れました・・・
ED79形電気機関車が使用できなくなるため、新しく機関車を製造しなければいけなくなりますが・・・
現実問題としてJR北海道にそのような財源はありません。
一方でJR貨物は本州と北海道の物流を担うため、EH800形電気機関車を製造し現在、試運転を行っています。
 
この機関車が使用できなくなる問題に加え車両の老朽化もあります。
 
一部、新聞では臨時で残るとの報道もありますが、臨時で残る可能性は低いと思います。
何故なら上記記載事項の通り青函トンネルの問題があるからです。
 
この北斗星の廃止はブルートレインの終焉を意味しています。まだ「はまなす」は存続予定ですが、北海道新幹線の試運転が本格化すれば必然的に廃止に追い込まれるでしょう。
 
まだ、JR公式発表ではないのでなんとも言えませんが、来春のダイヤ改正で廃止になるのは間違いないでしょう。
 
当委員会では、今後も存続のため尽力していきたいと思っています。
 
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