母に昔聞いた話。
大事なことだから忘れなさんなと。



昔専業主婦が普通だった時代、
家事は時間も労力もかかる、
主婦の立派な役割だった。

家電が発展するにつれ、
それを買うために人々は金を稼いだ。

カラーテレビ、
二段冷蔵庫、
二層式洗濯機。
自動炊飯器。


物はさらに発展し、
便利で手間いらずになった。

そして家電文化到来。

リモコン付きテレビ、
製氷機付き冷蔵庫、
全自動洗濯乾燥機、
食洗機、
電子レンジ、
サイクロン式掃除機、
自動洗浄機能付きエアコン、
電動自転車、、

…もっと収入が欲しい。

『お父さん、私も働きに出るわ』

『そうか…そうしてくれたら、もっと楽な暮らしが出来るなあ。』


専業主婦たちは兼業主婦となる。


女性が最初に職場というコミュニティに属することで得るもの。

人の噂、悪口、ストレス。

発散したい!
ランチへ行くわ!
勤めに出るのにいつも同じ服じゃダメだわ!
美容院も行かなきゃ!
会合があるわ!
おめかししたいわ!

ああ、お金が足りないわ!
もっと働かなきゃ!!!

家事をする暇も無いわ!
家電がやってくれるわ!
ああ、なんて素晴らしい!!

ご飯はお惣菜にするわ!
レトルトでいいわ!
子供たち、レンジでチンしてね!
ああ、なんて便利なの!!


増える電力消費量。
減る家族の会話。


生きる目的はなんだったんだろう。


でも、、


…ほら、『楽な』暮らしは出来ている。



うちの実家は、
今も二層式洗濯機。

買えないわけではなく、
変えないのだろう。