美容。
それは奥深く、
終わりのない道。

女性なら、
いや、男性だって、
容姿には気を配るべき。

TVでたまたま、
就活についてやっているのを観た。

一般企業数社の面接官に実際面接をしてもらい、
容姿と採用が関係するのかを調べていた。

面接を受ける女子4名、
2人は本物のモデルで見た目がとても可愛く、
受け答えがバカ丸出し。
2人は一般的な女子大生で容姿は普通、
受け答えはバッチリ。

さて。

なんと、調査したすべての企業が、
バカ丸出しのモデルを採用した。

理由は、
『笑顔が良かったので。』
『容姿の良し悪しは、周囲との人間関係を保つ上でも重要。』
的な。

それから。

韓国では、
就職に優位になるからと、
整形を学校や親が推奨していたり、
美脚に対する親のしつけが徹底しているそうだ。

容姿端麗。
これはもはや、これからの世の中を生き抜く上で、
基本的で当たり前のことになりつつあるようだ。

アメリカでは、
肥満は自己管理不足による一種の病気のように思われていて、
実際、職に就けなかったり、色々な差別的扱いを受けやすいという話も聞いたことがある。

そんな時代背景も手伝ってか、
発展し続ける、美容業界。

美容整形、審美歯科、
脂肪吸引、メソテラピー、
骨格矯正、骨継施術、
痩身エステ、痩身サプリ、
エクステ、カラコン…。

全身、どうにでも出来る時代。

お金さえ払えば。

しかし容姿は、
あくまで器に過ぎないことを、
どれだけの人が忘れて行くのだろう。


今から10年後に、
1000万円持って、
『これで10年前の容姿に戻して下さい』と、
美容クリニックに駆け込んだら、おそらく可能だろう。

けれど、
『これで私に教養を下さい』
『これで私に感性を下さい』
『これで私に健康を下さい』
『これで私に知恵を下さい』
こういったものは、
どれだけ科学が発展していようが、
瞬間的に手に入れることは不可能であろう。

お金だけでは、
手に入れられないもの。

それをコツコツと身につけ続けながら、
健やかに年齢を重ねること。


それが本当の、
美しさだと思う。