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ゴンタのブログ

脈絡も、一貫性もなく、ただ何か思ったことを書きます。
(勤務校の学習指導とは一切関係ありません)

●大航海時代

 ヨーロッパでは,十字軍以来,マルコ=ポーロの『世界の記述』(『東方見聞録』)などに刺激されて,豊かなアジアの富や文化に対する関心が強まる一方,羅針盤の改良,快速帆船の普及などで遠洋航海が技術的にも可能になってきた。莫大な富をもたらす金やアジアの特産品の香辛料は,あらたな財源を求める君主など,多くの人々を引きつけた①。さらに,国土回復運動のなかでイスラーム教徒とたたかってきたポルトガルやスペインでは,キリスト教を海外に布教しようとする意欲も強かった。

 ポルトガルの商人15世紀初頭にはアフリカ西岸の探検に乗り出していたが,「航海王子」エンリケがこの事業をさらに推進し,ジョアン2世治世の1488年,バルトロメウ=ディアスがアフリカ南端の喜望峰に達した。98年には,ヴァスコ==ガマがインド西岸のカリカットに到達し②,香辛料を手に入れた。インド航路の開拓は一種の国営事業としておこなわれ,それによって実現した香辛料の直接取引はポルトガルの王室に莫大な利益をもたらし,首都リスボンは一時世界商業の中心となった。

① 西ヨーロッパでは14世紀以来肉食が普及し,胡椒などの香辛料の需要が高まったが,その貿易はイタリア諸都市の商人に独占されていた。

② インド洋はムスリム商人の活動圏で,喜望峰を迂回してアフリカ東岸に出たガマは,そこでアラブ人ムスリムの水先案内人を雇って,インドに到達した。