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ゴンタのブログ

脈絡も、一貫性もなく、ただ何か思ったことを書きます。
(勤務校の学習指導とは一切関係ありません)

●商業革命と価格革命

 大航海時代の到来とともに,世界の一体化が始まった。ヨーロッパ商業は世界的広がりをもつようになり,商品の種類・取引額が拡大し,ヨーロッパにおける遠隔地貿易の中心は地中海から大西洋にのぞむ国々へ移動した(商業革命)。世界商業圏の形成は,広大な海外市場を開くことで,すでにめばえはじめていた資本主義経済の発達をうながした。また,1545年に発見されたポトシ銀山など,ラテンアメリカの銀山から大量の銀が流入し,ヨーロッパの物価は2~3倍に上昇した。この物価騰貴は価格革命と呼ばれ,固定地代の収入で生活する領主は打撃をうけた⑦。

 商業革命により,西欧諸国は商工業が活発な経済的先進地域となった。他方,エルベ川以東の東ヨーロッパ地域は,それに対応する役割を担うようになっていき,西欧諸国への穀物輸出が増加した。この地域では,領主が輸出用穀物を生産するために直営地経営をおこなう農場領主制(グーツヘルシャフト)が広まり,農奴に対する支配が,近世にはいるとかえって強化された。ヨーロッパにおける東・西間の分業体制の形成は,その後の東欧の発展に大きな影響を与えることになった。

⑦ メキシコ銀などと呼ばれたラテンアメリカの銀は,アジアにももたらされ,アジアの経済にも大きな影響を与えた。