サイクリングロードに入って直ぐに吉利駅跡があります。ホームへの階段が整備されており点字タイルまでも。ここだけ見ると現役と言っても良いくらいです。

 

案内板とレプリカ駅名標もあります。

 

さて進んで行きましょう。

 

直ぐに信号機の基礎がありました。

道路と道路が並行する光景、廃線跡あるあるです。

 

大変歩きやすいです。隧道までの道のりからしたら天国ですね。

 

暫くすると沿道に遊具の機関車の廃車体(?)を発見。詳細不明です。

 

やや急カーブを描く路盤、この先にはお待ちかね...

 

永吉川橋梁があります。サイクリングロードは左に逸れて、橋の前後はオリジナルの築堤が残っています。

 

橋桁こそ撤去されているものの美しい状態で残っています。しかし、石積みを押し退けて生えた木が自然の逞しさを感じます。

 

奥に控えるこの浜田橋も歴史ある建造物だそうで、枕崎線現役当時は格好の撮影地だった事でしょう。

 

浜田橋は一度架け替えられたそうで、説明板横に旧橋親柱が保存されています。風雨に晒され過ぎてもはや文字が読み取れません。

 

永吉川を渡った側から伊集院方を見る。振り返って枕崎方は再び急カーブです

 

カーブを抜けて永吉の駅跡に到着しました。枕崎線特有の外側犬釘が残る枕木が土留め(?)に流用されています。

 

お馴染みのレプリカ駅名板と案内板。

 

駅跡そばのゴミステーションにキハ300の姿が描かれていました。バス窓や前面の通風口などよく特徴を捉えていると思いますが、如何せん風化が激しい。リペイントされる日は来るのでしょうか。

 

永吉を発ち歩みを進めます。かつては民家の勝手踏切だったであろう場所なども点在します。

 

ほぼ直線ながら、微妙にアップダウンを繰り返しつつ南下してゆきます。

 

土砂崩れがあったようで土嚢による仮復旧が行われていました。しかしその土嚢も苔むしている感じで何年前からなのか...。近年でも線状降水帯など豪雨災害は各地で起こっていますし、それに起因して現在進行形で存廃が議論される区間もありますね。

利用者数の減少、自然災害による損失、さりとてインフラとしての必要性...地方鉄道にとって路線を維持する環境の過酷さは、昔も今も、そしてこれからも続く問いなのかもしれません。

土嚢の切り通しを抜けると小野川を渡る橋梁跡がありました。

 

緩やかにカーブを描き、その先で市道中原花熟里線を潜ります。

2023年時点でgoogleマップを見るとサイクリングロードが途切れている様な表記をされていましたが、実際はご覧のように通行可能です。

 

市道を過ぎて右カーブ、やや上り勾配をすぎると吹上浜に到着です。こちらのレプリカはややホンモノ志向ですね。