「男性は問題解決能力に優れ、女性はコミュニケーション能力に優れている」
との旨のお言葉を頂きました。
それに前回の「閉塞感が蔓延した社会」を加えますと……。
「完全に安定して平和な社会では、いつまでも同じ事が繰り返される」
ということになってしまうのです。
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「日本史」カテゴリーの2012年6月27、28日の記事にも書いてますが、
「大地を母、稲穂を娘とするならば、父なる男は『風』または台風というような『災厄そのもの』である」
と記してます。
そう、戦場のない兵士は本当に無用の長物なんですよ(笑)。
世の中全体の危機があってこそ、「種は進化を求める」のです。
それは本人の努力以上に、「環境に適応した次世代の者を生み育てる」ことが要求されるからです。
思うに、男性にはイレギュラーなトラブル解決能力があり、女性にはマニュアル作成や、平均的に同じ事を繰り返す能力があるのでは?と思うのです。
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働く女性の興味深い話に
「糸車」
があります。
糸を紡ぐという単調な長時間労働の中で、昔のご婦人達が生み出したのが
「歌」です。
はい、糸車を回すのに最大の敵は「眠気」だったと言われています。
だからこそ、隣り合うご婦人達と物語仕立てての歌を歌い、疲労と睡魔と闘ったと言われています。

「眠れる森の美女」の物語が、糸車の針に指を刺されて眠り続けてしまうといあのも、

「お姫様は私達が紡いだ糸から作ったドレスを着るだけ。生まれて一度も糸車を回したことなんてありやしない」
って恨みが込められてたのかな?と思います(笑)。
そして詳しく調べてませんが、「マザーグース」などのオチがなくて不条理なお話は、ある意味女性特有の長話に通じて、ギリシャ神話の様な訓戒に重きを置いた男性由来のお話と明らかに違うんだなと思ってしまいます。(更にシェークスピアはギリシャ神話に由来する話が多いです。)
なぜならば、女性達に取っては「お話することそのもの」が重要なのですから。歌の内容ではなく、歌い続けることによって、糸を紡ぎ終わるということを以て、作業の完遂なのですから。