三好真理亜塾長の最終面談 妖!萌慎艶戯塾 47話 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

塾長室で四選六道八連制覇に挑むメンバーと個別に1vs1の面談をする。
思えば人間界から教官として彼女達をスカウトしなければ、こんな日は来なかっただろう。
塾生に取って私は畏怖の対象でしかなかったのだろう。
おクネさんとすへ子さんを使役して、古臭い花嫁修業を押し付ける恐怖の塾長。

聖母マリアに受胎告知をした大天使ガブリエルとはほど遠い…。
私はいつから…?
バハムート、うず女…どうして…。

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「どうぞ。」

「塾長。『六道』の内容をこちらで操作するのは名案です!
『剣道』『柔道』なら是非とも私にお任せを!教子師匠との修業の成果を見せつけてやります!」
(かごめ)

「期待してるわ。何の『道』かはまだ言えないけど、かごめさんの力を最大限に発揮出来る『道』を用意してるわ!」

「…真理亜塾長…。
私…を八連制覇に参加させてください!
男子塾の塾生と空手や柔道なんて考えただけで怖いけど…、人間なのに妖怪の塾に飛び込んだ洋法さんを思えば怖くありません!ピンチになったらこの毒針で一刺ししてやるんだから!」
(赤峰摩亜耶)

「入塾した時は右も左も解らない『お嬢様』だった赤峰さんが強い決心をしてくれて嬉しいわ。
貴女の芯の強さは山田さんもきっと解ってくれるわ。
でも、八連制覇はあくまで人間の姿での闘いだから気をつけてね♪」

「…塾長…私なんかでいいんですか?
私は確かに二号生筆頭代理ですが、ただの植物の妖怪マンドレイクですよ?
ガーデニングしか取り柄のない私なんかより、もっと体育の成績がいい塾生の方が…。」
(万谷湖々)

「湖々さん、心優しい貴女だから二号生は一つにまとまってるのよ。
ガーデニングしか取り柄がない?
十分な武器じゃない!
貴女に相応しい『道』で闘える秘策を教官方と詰めてるの。
安心なさい。」

「私…弟が怖い…。
いつの間にか羅漢塾の塾生代表になってるし…。」
(因幡ミラ)

「羅漢塾は間違いなく弟のアルさんを送り出してくるでしょうね。
でも、ミラさんが怖いのは本当にそれ?ここには私しか居ないわ。話して迷いを断ち切りなさい。」

「…思い過ごしかもしれないけど…弟のアルは…私を好きかもしれないんです…。
その…一人の女として姉の私を…。」

「『思春期の迷い』で片付けるには貴女に『必勝』が義務付けられてるわね♪」

「ゆかりの目を覚ますの私だ!塾生や教官とか関係ない!私が出る」(マツリ)