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不思議な巡り合わせです。
父が無くなり、最初の正月まであと少しという時、ケーブルテレビのチャンネルを回せば偶然
「じゃりん子チエ奮闘記」

を放映してました。
文字数の関係から作品の概要は省かせて頂きまして、今日観た話に対する感想のみ書かせて頂きます。
私が忘れない為に…。
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はい、とにかくタイムリーな話でした。
竹本家の面々はある日、花井先生宅に招かれる。
先生の奥さんの命日だからだ。
この日のテツは、ネクタイを締めることも、ヨシエさんと一緒に居ることも嫌がらない。
するとお婆はんと花井先生が
「今日は坊さん呼ばへんから安心せい。
前はテツが坊さんど突きよったからなぁ~」
「なんぼ年寄りでも、居眠りしながらお経読む坊主なんかド突かれて当たり前じゃい!
ほんで次からはビビって頭を七三に分けた学生バイトよこしやがって!」
「テツ、その坊さんもド突いたんか!?」
「当たり前やないかい!
ワシ、軟派な気持ちで坊主やってる奴みるとムカムカするんじゃい!
ワシはな、先生のオバハンが浮かばれんと思ったからじゃ!」
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テツは仏壇の前で花井先生の奥さんの遺影に向き合うと号泣します。
「何で死んだんじゃ!
花井先生は虫の息のオバハンの前で、もうワシの事をド突かんって約束したのに、オバハンが死んでからワシ、何回もド突かれとるやないか!
ワシ、幸せになろうと決心したのに、オバハンが死んでからヨシエは逃げてばっかりや!」
と言います。
はい、テツは花井先生の奥さんに『母性』を感じていたと思います。実母があれですから(笑)。
※体調が悪いからと、この席にお爺はんが居ないのが特に印象でした。
幼なじみのミツルとそのお母様は居ましたが。
法事が終わり、テツは花井先生の息子のワタル先生と二人で話して居ます。
ワタル先生は
「僕は母が亡くなってからは東京の親戚に預けられ、祖のまま大学を出たんです。
竹本さん、母の事を話してくれませんか?
親父はあまり話さないから…。」
「お前だけに特別にこの写真みせたる」
「竹本さんが中学生の時ですか?」
「鑑別所や!先生のオバハンがミツルを連れて面会に来てくれたんや。
ワシ、全員に集合かけたんや!」
と、収容されてる子供と所長を含めた記念写真を見せるテツでした。続