僕たちに許された二重殺(ダブルプレイ)38 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

(金城)「あの…どうして僕が上座で、隣の席が空いてるんですか?」

(加賀谷)「それは慎が一番わかってるだろう?」

(金城)「いや、やっぱりわかんないですよ!て言うか似てませんから!」

(真喜志)「空いてるってことは今、ここに居ない人間ってことだ。
それくらいはわかるよなぁ、金城?」

(東瀬美由紀の心)「よし、先輩ナイス!慎太郎が逃げられない状況作らなきゃ!
玉野が来る前が勝負よ!
早乙女もノノも付いてきた来たんだから…。」

(金城)「あぁ、監督の席ですね!」

(チョークスリーパーを極めながら加賀谷)「お前本気か?」

(東瀬の心)「うわぁ、これを本気で言うのが慎太郎なのね…。ノノもこれから苦労するわね。だから誘ったんだけど…。」

(藤田のの香が一番遠くの下座から)「金城くんは今日の殊勲者だからその席が相応しいと思います!
あの、ええと…まずはおめでとうございます!」

(金城)「ありがとう、藤田さんや早乙女さんの応援のおかげだよ!」

(部員全員でニヨニヨと胡散臭い笑顔で)『おめでとうございます!』

(東瀬の心)「違う、みんなのおめでとうの意味が違う…。」

(小宮)「打のヒーローは金城だけど、投のヒーローは僕だ!
だから本当はその空いてる席は…。」

(東瀬が小声で)「上座に行っちゃっていいの?小宮くん的には早乙女さんの隣のここが天国じゃない?」

(小宮、激しく頷き、金城への言葉を飲み込む。)

(顔を真っ赤にし、膝立ちになって金城に声を張る藤田のの香)「あ、あの…!金城くんは自分の隣に誰が座って欲しいですか?」

(驚愕する東瀬の心)「い、行きおった~!
ノノってこんな攻める娘だったっけ!?」

(戸惑う金城)「だ、誰って…。楽しい祝勝会の席で、美味しいご飯の味には別に変わりないから…さ…。」

(苛立ちながら真喜志)「おいおい、金城。メシの味は変わるに決まってるだろう?こんな可愛い女子達が隣ならな。それとも、この女性陣だと喜べない特別な理由でもあるのか?」

(感嘆する東瀬の心)「キャッチャーの心理戦来たー!
もう、先輩達が玉野とのことをツッコミたいだけじゃん!その為にノノが使われるのもどうなの…?」

(早乙女)「は~い、『可愛い女子』の中でも、玉野ファンクラブ代表の私は金城くん的に圏外だと思いま~す。
ですよね、金城ファンクラブ代表様ぁ?」

(藤田)「さ、早乙女さん、恥ずかしいよ」続