ブレイクタイム~勲章と指環~設定資料集 | 最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

最後の哲学者~SPA-kの不毛なる挑戦

このブログは、私SPA-kが傾倒するギリシャ哲学によって、人生観と歴史観を独断で斬って行く哲学日誌です。
あなたの今日が価値ある一日でありますように

遥か遥か未来に生きる人間達は、私達が生きていた時代を『旧世界』と呼んでいた。
未来の世界は機械文明でも、情報化社会でもなく、中世ヨーロッパのように封建的な階層社会を再び構築していた。
それは旧世界が終わりを告げた『大破壊』に原因があった。
文明は滅び、国家は崩壊し、現代を象徴するライフラインは息絶えた。
生き延びた人間達は原始的な生活を余儀なくされ、小さなコミュニティから『王家』が誕生するまで何百年が経過したであろうか?

舞台となるスールシャール王国とリーセ王国は、北欧神話が伝承されていること、陸続きで言語に隔たりがないこと辺りから、スールシャール王国がスウェーデン、リーセ王国がノルウェーと考えられる。
ノルウェーの北端地域は、人類が居住可能な場所で唯一『白夜』及び『極夜』が観測可能だからである。

キリスト教はこの世界でも現存しているが、何故かイエスの名前を呼ぶことは禁忌とされ、『ヤハウェ教』と呼ばれる。
ユダヤ教はユダヤの王から『ダビデ教』と呼ばれ、
前述の北欧神話は『アスガルド教』と呼ばれてはいるが、民間信仰の域である。

遥か東の国に日本があることも知らず、『アマテラスの民』とは『武士道』を重んじる集団とされているが、騎士の道徳教育の為の作り話だろうと思っているものが多い。
大破壊の時に北欧に居た日本人か、日本文化を知る者から細々と口頭伝承されたものだけが残り、漢字は『難読文字』アルファベットは『簡易文字』として伝えられる。

大破壊の原因は様々な説があり、

ロイ、リディア、グレゴリウス司教は『ノアの方舟による洪水説』

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(ボトルシップをノアの方舟と思っている)
ハイネは天使の命令を受けた
『鳥の襲来説』
を唱え、
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CDを鳥避けと思っている。

カイザー丞相とアンナ先生は、リバイアサンが腹中にトールの槌を飲み込み、『雷を操る槌』の力を授かったリバイアサンの子孫を兵器として使役したことが戦争のきっかけと主張する。
雷を操るリバイアサンの子孫とは、この世界では船乗りや冒険家の話に噂にあがる『電気ウナギ』であり神獣と同じ扱いをされている。

余談だがKnight(ナイト=騎士)の綴りをローマ字読みで(クニヒト=国人)と読むことも出来、西洋の騎士は武士を手本とした説もある。